映画の撮影に参加しました

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# この話の内容は、他の人に話をしてはいけません。
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応募のキッカケは、

大分県の未来の計画の中で、
もっとロケにきてもらおうと、
そういう活動が始まった事を知り、

エキストラ募集を見たからです。

知っての通り、
雅治&紗代実で応募しました。

7月26日、応募者は
コンパルホールに集まって、
オーディション形式の面接がありました。

面接は、自己紹介と寸劇でした。

審査員は、
監督・プロデゥーサー・キャスト担当、の3人

台本をもらい、その役柄を演じます。

設定は、
「とある商店街で盗難火事が起こった翌日の住人」

それを、3人が一組になって、
住人A・B・Cを交代しながら演じます。

ただし、大分弁はナシ?
そして、台本の先、どこまでアドリブできるか?

そういうオーディションでした。

紗代実さんは、子供チームだったけど、
どんな感じだったのかな?

パパは、大人チームでの面接でした。

大人オーディションは、
地元の芸能事務所から来てる人が多かったようです。

特に、審査員の一人が、
大分の芸能事務所とつながりのある芸能スクールを担当しており、
そことのつながりが強いのかな?と思いました。

ミネプロダクション

フロントページ

 

今年(2015)の、
ミスユニバース日本代表2位の猪子里奈さんが
ここの所属のようです。

余談ですが、現在、大分市では、
このミネプロダクションが、
一番、所属タレントが多いみたいです。

でも、大分では仕事もないので、
お祭りの司会とか、
大分の会社のCMやちらしのモデル
別府のウォータースライダーのヤラセ客とか、
そういう事みたいです。

ミスユニバースで上位だとしても、
ビアガーデンで司会程度しかないのが現状。

もったいないと思う反面、
やはり、その程度のモデルさんなのだと思う。

1つ気になったのが、
この事務所所属の、子役さんたちが、
パパの参加した時間ギリ前の子役オーディションにきていました。

男の子だったのだけど、
落ち着きがなく、待合室でもうろうろしていて、
飲んだ後のペットボトルを落としたり(部屋に音が響く)、
同じ事務所の先輩とおしゃべりしたり、
なんだか???な男の子でした。

そういうマナーを、
この事務所は教えることはないのかな?
そう、疑問に思いました。

なので、パパは、
もし、紗代実さんがそういう方向へ行っても、
大分の事務所や芸能レッスンには
行かせたくないです。

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さて、合格通知は、電話がありました。

パパも紗代実さんも、合格でした。

ただ、この合格は、
「この撮影に参加させても問題が無い人物」
という合格でしたから、
この段階では、役柄は決まっていませんでした。

さっきの男の子は、
結局、顔を合わせることはなかったので、
不合格だったのでしょう。

というか、
ミネプロダクションの人は、
現場で見かけませんでした。
別の形で参加していたのかもしれませんけどね。

合格通知をもらった数日後に、

パパは、
8月21・22・23日
9月1・13・15日
に参加する事を条件に、

道半町(みちなかばまち)職員 吉井(よしい)と言う
登場人物の役をもらいました。

紗代実さんは、8月30日の路上ライブ観客で検討している
そういう返事でした。

パパは、
「ガヤ(通行人・拍手役)で良い」
と思って、オーディション参加だったのに、
まじめな役柄をもらって、かなり困りました。

最初、担当さんと日程の事を話している時に、
8月21日は夕田
8月22日は幼稚園の夏祭り
9月13日はカレーワゴン出動予定
だったので、
「すべての参加は難しい」と答えました。

すると、
「役が付くのに、断るのは本気ですか?」
と、ちょっと怒られました。

結果、
夕田や夏祭りは、ママにお願いして、
カレーワゴンの出店も断りました。
※結果、カレーワゴンのイベントは主催者中止だった。

そして、
オーディション担当の岩崎さんから
キャスティング担当の岡村さんに
パパへの指示者が変わって、
日々、連絡をもらいながら、
8月21日を待つことになります。

サファリのカレーワゴンの前に、
散髪をしました。

それでもちょっと、怒られました。

オーディションの時と、
イメージが変わったら、
まずいことだったみたいです。

 

サファリで、自分の上半身を自撮りして、
メールで送って、OKもらいました。

8月16日、台本をもらい、
共演者さんの一覧をみて、

むずかしい人だとウワサの高い、
「泉谷しげるさんの部下役」なんて所などから
すこしづつ、自分が大変な事になっているのを実感してきました。

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いよいよ、8月21日

山崎家の夕田出発を見送って、
家で待っていましたが、
お天気の関係で、出番はなく、
それだったら、夕田に行けたのに。

だけど、その日の夜のエキストラ参加者説明会に
杵築まで行きました。

ここでわかったのですが、

今回の映画は、
杵築市と中津市が、協力しています。

なので、エキストラさんたちも、
杵築市と中津市の人が多かったです。

もちろん、その方が、
現場に通うのも、近いですね。

つまり、子役も、地元優先だったみたいで、
遠くの大分市からではなく、
近くの子供達を優先したため、
紗代実さんの出番は危うくなりました。

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次の日、8月22日も待機と言われていたけど、
お天気で、出番なし。

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いよいよ、8月23日
屋内撮影の為、絶対アリ!

場所は、杵築市大田
いぶきさん自宅?から、
さらに山の奥、車で30分くらい。

山の中に、
突然、近代的な建物が現れ、
そこが、杵築市役所大田庁舎

荷物を降ろして、
大道具さんやカメラさんが準備をしている
入り口付近に近づいて、
関係者を示す台本をポケットから見えるようにして
「吉井役の馬場です」とスタッフに言うと、
大きな声で、
「吉井役馬場さん到着されました!」
と、無線を使って、会場中に連絡されました。

すると、
キャスティング担当の岡村さんが出てきて、
「お疲れ様です、では支度部屋へ」
と、控え室に。

パパは、エキストラ用の
大部屋のつもりだったので、
最初にもらった部屋割りと違う所に
案内されたのを不安に思っていました。

そう、この時まで、エキストラと思っていた。

部屋に入ると、

 

・主演のファンキー加藤さん

・共演の小池徹平さん

・共演の平愛梨さん

・共演の泉谷しげるさん

そして、パパの相棒の
・dapumpヨリさん
が、すでに居ました。

部屋を入る時、
「吉井役馬場さん入られます」
と、案内されます。

みなさん、馬場が素人だとか
事情を聞いているのか知らないのか、
「大分のタレント馬場さんなんだな」
と、いう認識で、睨まれもせず、笑顔で迎えてくれた。

こっちは素人にもかかわらず、
ファンキー加藤さんから順に、
「よろしくお願いします」と
ご挨拶を頂きました。

大御所の泉谷さんは、
「おお、ああ、はいはい」
と、ぶっきらぼうながら
馬場さんを「俳優」だと思っていた感じで
応対してくれました。

誰一人として、
「馬場さんが素人」だと思っていないみたい。

なので、バカにした態度もせず、
期間中、ずっと敬意をもって、接してくれました。

さっそく、
衣装さんが、
馬場さん持ち込みの衣装や小道具(腕時計)を確認し、
他の役者さんと、色かぶりや柄かぶりをみて、
決めていきました。

ネクタイを締めたあと、
音声さんが、ピンマイクを仕込みます。

無線機をオシリの上にベルトで閉めるので、
一度、半分くらいズボン脱いで、はき直す。

その後、
メーク台に移動して、ケープをかぶって、
顔の色味化粧と、髪の仕上げ。

ここまでが「支度(したく)」と言う段階。

みなさんは、
もう数日、一緒に過ごしているので、
なごやかにしていますが、
こっちは新参者。

壁のイスにじっと座っていました。

控え室は、こんな感じ

やがて、助監督が、
「では、大蔵さん・吉井さん・渡辺さん」
と、役名で、呼び出しがかかります。

最初の撮影は、
町長室で、大蔵町長を前に、
吉井と渡辺が、ゆるキャラ大会の結果について、
意見を言うシーン。

状況としては、
ライバルの町のゆるキャラが勝ったけど、
私たち道半町のキャラもがんばった。
そういう話を、振り返るシーン。

吉井は
「でもあれは、夢の町のぴょん子で決まってたし」
と、セリフ有り。

立ち位置・セリフの順番・出のキッカケなど
確認が進みます。

これを「段取り」といいます。

でも、どうやら、吉井は棒読みらしく、
テスト段階で、なんどかNGをもらい、演技を修正される。

いよいよ、本番!

シーン9 カット1 よーい
スタート
カチンコ!

吉井の背中をカメラが移動しながら、
町長を中心に、3人がカメラに収まる位置へ。

最後は、渡辺が台詞を言って、
その内容に、3人は心を落として、黙り込む。

数秒・・・・・・。

カット!

・・・・・

OK!

無事、シーン9、は終了しました。

上映では、約30秒くらいのシーン。

撮影は、40分ほどかかりました。

仕事を終えた役者三人は、控え室で、次のシーン待ち。

控え室に戻ると、
平愛梨さんが、支度中。

バチバチのまつげが印象的でした。
TVで見た通りの感じの方でした。

小池徹平さんは、
線が細い身体で、女子っぽい感じ。

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次のシーン29

会議室で、
主人公 春雄(ファンキー)が
サイブイボマスクで行動を起こす事になって
それを応援する、春雄の元カノ雪(愛梨)と
春雄の幼なじみ権助(小池)
その3人と、道半町役場の3人で、会議のシーン。

ちなみに、権助(小池)は、
知的障害をもつ、ゆっくりとしたキャラ設定。

吉井の右は、大蔵町長(小泉)
吉井の左は、権助(小池)

前の演壇に、雪と春雄。

そこで、
雪がサブイボマスクを売り出す決意をのべる。

一同は、雪の熱弁に感激し、
次の町長は、オマエだと、絶賛。

吉井も、「大蔵さんより似合っとる!」と叫ぶ。

権助も、応援のため、イラストを描いて、
みんなの前で披露した。

そのやりとりを、

・会議室全体の風景
・雪のアップ
・春雄のアップ
・町長を中心に役所3人のアップ
・権助の動き

などなど、10回くらいにわけて、
カメラの位置を変えながら、
同じ事を繰り返し演技していくわけです。

当然、角度がかわっても、
おなじ手の位置や、振り向き方、
うなずき方など、あわせないといけません。

その細かな位置をみておくのが、
・記録、あるいはスクリプター
の仕事。

カットの前後で、手の位置がドコだったか?
飲んだコーヒーカップの置いた位置は?
など、細かくみて、調整します。

そんな感じで、段取り、終わり。

そして、いよいよ撮影テスト。

カット毎に、テストがあって、
それでOKなら、録画しながらの本番。

でも、初っぱな、吉井が大ミス。

雪のセリフ
渡辺のセリフ
そして吉井のセリフだったのに、

吉井役の馬場さんは、
どのカットをやっているのか、
意識を飛ばしてしまい、
自分の順番がきても、無言・・・・。

あまりの事に、大蔵町長から、肘打ち催促。

それでも進まないので、ストップがかかる!

助監督が、飛び込んで来て。

「吉井、ここでセリフです!」と怒る。

町長がご自分の台本を貸してくれて
「オイ台本読めよ、って読まねーオレが言うか?」
そう見せてくれた台本で、確認し、再度テスト。

でも、
「んだ、大蔵さんより似合っとる!」
が、うまく出なくて、再びストップ。

なんだかんだで、んだ、を抜いて、
「大蔵さんより似合っとる!」にセリフ変更。

テストを経て、本番!

シーン29 カット1 よーい
スタート


カチンコ!

無事、カット1を撮り終えました。

カメラ位置を変えるのに、
役者はジャマなので、全員控え室に戻る。

吉井は、廊下で助監督に厳しく怒られる。
監督にも、怒られる。
プロデゥーサーにも、困ると言われる。

控え室に戻り、大蔵町長に
「お手間かけて申し訳ありません」とあやまり、
他のミナサンにも、頭をさげる吉井。

みなさん、大して気にしてない様子。

大物役者の泉谷さんも、
「あ、ああ、はいはい」と気にしてない。

15分位して、カット2の撮影開始。

呼び出しがかかり、全員が位置に付く。
これを「板付き」と言う。

さきほどの続きなので、
吉井のセリフの次、大蔵町長の
「かも知れん」と短いセリフからスタート。

で、テスト。

シーン29 カット2 テスト行きます、よーい
スタート
カチンコ!

「・・・・・・」

一同、待つ。

「・・・・・・」

ストップ!

助監督さんがきて、

「すみません、大蔵町長、いただけますか?」

町長からのセリフがつまって、ストップになった。

大物役者のすることなので、誰も怒らず。

大蔵「えー、オレからか? なんだよ、そう言えよ」
助監「はい、さきほどから、そうお願いしました」
大蔵「知らねーよ、じゃあカメラやってやるよ」
助監「いえ結構です、町長役でお願い致します」

大蔵「だいだいオマエ(吉井)がオレに注意しろよ!」
と、吉井(馬場)に話を振ってくる。

吉井「はい、失礼しました!、気をつけます」
大蔵「しょうがねぇなぁ、やってやるよ」
一同、大爆笑で、再び準備に入る。

大蔵町長のミス

でも、吉井は、思ったのです。

泉谷さんは、こんなミスはしないはず。
「かも知れん」と言う短いセリフを
忘れるはずは無い。

きっと、吉井役が、
前のカットで、自分の失敗を深刻に捉え、
萎縮してしまっていると感じたのか、
「失敗はあるよ」って事、
教えてくれたように感じたのでした。

その後、クランクアップまで、
吉井の大きな失敗は無かったけど、
吉井の出番の時は、必ず大蔵町長の横なので、
板付きの時、細かな演技を指導してくれました。
「もう少し、声を出したほうがいいな」
「オレが止めに入るから引っ込める感じで」
もちろん、イジリで、
「台本読めよ」ともおっしゃってた。

そんな感じで、上映6分程度のシーンを、
3時間ほどかけて、終えました。

吉井役は、この日、これで終わり。

みなさんに、ご挨拶をして、現場を後にしました。

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8月の終わりの事

撮影現場は、杵築からはなれて、中津へ。

次回の吉井の出番は、9月1日だけど、

それをひかえて、8月30日に、
この映画で、一番の盛り上がりの
商店街ライブの撮影がありました。

次の吉井のシーンは、この盛り上がりを見て、
イイ感じになった空気を受けての場面になるので、
どんな盛り上がりなのか、見に行きました。

そして、
女優紗代実さんの出番の可能性最後の日。

前日までに、コールシートが来なかったので、
※出演者に配られるスケジュール表


公式には、紗代実さん、出番なし確定。

でも、見学して、エキストラの人数に調整があるようなら、
紗代実さんの出演も可能性があった。

キャスティング担当さんにお願いして、出演お願い出来るかと、
紗代実さんに、朝、行くか聞いたら「行かない」って。

まあ、出られるか判らないから、
「見学に行く?」って聞いんだけどね。

残念。

撮影場所は、中津駅前の商店街の中。
ほんとに、死にそうな商店街でした。

7:30に現場に入って、
キャスティング担当さんに、ご挨拶して、
見学の許可をもらいました。

時間も進んで、9時くらいだったか、
エキストラ支度場所に、大人数が集まってきた。

本来なら、紗代実さんも、ここに居たはず。

すると、その集団の中で、
涼しげな眼差しの、見たことがある女子。

なんと、いぶきさんがいらっしゃった。

8月21日の、エキストラ説明会にいなかったので、
知らなかったけど、応募していたらしい。

長い待ち時間、紗代実さんが来てたら、難しかったかな?
声も出せないし、遊び道具も無いし、
じっと、狭い部屋で、静かに待っているだけだったから、
きびしい事になってたかも。

それか、いぶきさんと、遊んでいたかな?

この商店街のまわりに、
都町のような、酒飲み町があり、

撮影の中、朝帰りのキャバクラのねえちゃんとか、
その関係の客とかが、騒ぎながら乱入。

パンツはみだしのミニスカで、
警備の線を無視してはいろうとしたり、
写真撮ろうとしたり、大声出したり。

きっと、この町は、そういう意識なんだろうなぁ。

住人のマナーの度合いの事を「民度」と言います。

パパは、中津の民度の低さを残念に思いました。

時間も進み、
見学したかった、シーン50が始まったのが、11時過ぎ。

エキストラ控え室から遠くてみえないので、
担当さんにお願いして「スタッフ証」をもらい、
撮影現場の真ん中に突撃!

怒られないように、影で見ていたら、
「馬場さん、もっと前でいいですよ」と言われる。

つまり、出演俳優が「役作りのために見学」って事だから、
悪いもなにもないわけ。

撮影は、シーン50
死にそうな商店街に、サブイボマスク(ファンキー)の声が響く。

60人のエキストラが、声援を送って、大盛り上がり!

吉井は、
「なるほど、ライブは、こんな感じか」
と、現場を後にしました。

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その二日後。

9月1日は、吉井の出番。

同じく、中津の古い商店街で、
「ライブをするから来てね?」
と言う、ちらしを、サブイボマスクが
商店街のおばちゃんたちに配る設定。

7時30分に、現地入り。

商店街の中で空き店舗となっている場所が支度部屋。

2Fの控え室に行き、衣装部屋で着替えて、
メークさんに、髪を整えてもらい、待機。

大分オーディションでいっしょだったGさんが居て、
台本が違っていると、ちょっとダケ、騒ぎに。

※Gさんたちは、台本を本ではなく、
コピーをもらっていたので、
ここでも、馬場さんの扱いが別格だと知る。

撮影は、いつものように、
大蔵町長・吉井・渡辺の役所3人組。

そこに、春雄(サブイボマスク)が
町のおばちゃんたちに、ちらしを配る。

吉井が、ちらしの束を持っていて、
春雄が、それから1枚とり、
「ね、きてよ」と迫る。

それだけ。

上映だと、30秒ほどのシーン。

これを、前・後・遠くからと、
いくつかのカットに分けて、収録。

撮影は、10時には終わったので、
衣装を着替えて、現場から離れる。

家に帰り着いて、昼寝。

ところが!!

撮影にそなえ、マナーモードにしていて、
そのままで、気が付かなかったけど、
「吉井役、追加撮影があるので現場に戻れ!」
と指示があった。

結局、間に合わず、吉井は出演シーンを
1つ落としてしまう。

ああ、残念。

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それから、しばらく日数が過ぎて、
9月13日が、撮影日。

再び、太田庁舎で、役所のシーン。

今回は、春雄・雪・権助は居ない。
で、町長も居ない。

役所の接客カウンターで、
生活保護について文句を言う
シングルマザーの親子と、
その状況に、町に厳しさを感じる、
吉井と渡辺、というシーン。

シングルマザーは、いとうあさこさん

子役は、日出町オーディションで採用された
甲斐愛鈴さん、12歳。(右側)

背の高い方が、今回の問題児

この子、どういうつもりなのかわからないけど、
簡単にいえば、
「勘違い・調子乗ってる」と、思いました。

支度部屋でも、女優気取り?
いとうあさこさんの娘役だから、
そのつもりなんだろうけど、
ずーっと、周囲にタメ口。

この日は、主演・共演者で、
大物さんが、少ないから、
メジャーは、いとうあさこさんと、dapumpヨリさん。

窓口役の俳優さんは、劇団などで
東京で活躍するしっかりとした方なのだけど、
誰もが知っている方ではない。

もちろん馬場雅治さんも無名役者。

子役さん、メジャーな方のまわりにじゃれついて、
メークさん、衣装さんにも、
監督にも、助監督にも、タメ口、なれなれしい。

監督がそういうラフな雰囲気を
大切にする方なのかもしれないけど。

ちょっと、どうなのかなぁ、
「うちの娘なら、ビンタだな」
と、思った馬場さん。

それを確信したのが、
周囲のスタッフさんの本音。

撮影現場には、
・監督(と記録係)
・助監督
・ラインプロデゥーサー
が、指示を出す権利を持っています。

例えば、セリフの変更とか、
カット割りの変更は、この3人が決めます。

次に権限をもつのが、
・カメラさん
・音声さん
です。

次に
・俳優部
・衣装部(メークも含む)
・大道具・小道具
です。

部門それぞれに、手下がいて、
ボスをサポートをします。

その全員が無線機で、すべての状況を聞いています。
今回は、30人くらい?

当初、吉井役の馬場さんが、
セリフを飛ばしてしまった状況も、
この30人が聞いていて、全員が、
「おいおい、マジか」と、思っていたでしょう。

つまり、役者が板付きになった段階で、
役者のマイクが入りっぱなしになり、
音声さんのヘッドホンを通じて、
全員にながれます。

もちろん、子役さんの騒ぐ声とか、
「監督、私、写ってる?」とか、
いとうあさこさんとのなれなれしい会話とか、
すべて、聞こえています。

この日の撮影では、
出番待ち俳優は、監督席横に休憩イスがあって、
馬場さんは、そこに座っていました。

素人なので、そんな扱いは申し訳ないんだけど、
反対に、素人がうろついてはジャマなので、
判りやすい位置に居て、動かない方が良い。

監督席の隣は、音声さんが居る。
なので、音声ボスの声が、馬場さんに聞こえてくる。

段取りが始まり板付き、
当然、子役さんは、大騒ぎ。

たまらず、音声のボスが
「くっ、うるせいなぁ」と、グチる。

ああ、こうやって、現場で嫌われる女優になるんだな、
って、馬場さんは思ったわけです。

この子が、どういう人生をあるこうが関係ありませんが、
この事件は、うちの娘さんたちにも
言えることかもしれません。

特に、幼稚園での言動は、
理事長先生の娘という「調子乗った状況」であり、
節度をもって、先生や園児や、保護者さんに接するべきだと、
改めて、思いました。

それは、パパにも言えることでしょう。
威張った態度をしている事があると思います。

本来、人と人が集まって、
なにか仕事をしている場所では、
「特権」など無いはずだし、
求められている役目を超えた言動は、
周囲の気持ちを考えておかねばならんですね。

もう1つ、この困った子役のママ
まるで昭和のアイドルのような、
フリフリのレースのスカートで、
大きな花のようなリボンをポニーテールに。
そして、全身、薄いピンクでかためていらっしゃった。

ああ、すごいね、と、馬場さんは、思ったのでした。

さて、撮影は、
カウンターで、生活保護の手続きでモメるシングルマザーの情景で始まり、
その様子を見かけた、吉井と渡辺が廊下で、ため息をつく、シーン。

吉井はセリフなし。

出番初日に撮影した、
役所3人で、ゆるキャラ落ち込み会議から、
その後のつながりで、自分の席に戻る途中、
役所ロビーで、生活保護の相談に来ている人の多さに、
ため息、というところ。

カチンコなって、
廊下に進み出た所から、カメラスタート。

渡辺が、その様子をみて、
吉井にヒトコト言うのを受けて、
だまってうなずく、吉井。

今回、いつも演技を考えてくれる大蔵町長
つまり、泉谷しげるさんが居ないので、
馬場さんは、ヨリさんと、二人で演技を作ります。

ヨリさんと、たくさん、お話をしました。

渡辺は、セリフ後、行列を睨み絶句!
吉井は、腕組みをして、仁王立ち。

そんな演技を作りました。

門馬監督は、
細かい演技を付けてくれません。

役者がどうするのか、台本を読んだ役者が考えねばならず、
吉井の腕組みも、指示ではなくて、
馬場さんならそうするだろうと、やったことです。

それで、OKなら、OKだという監督でした。

馬場さんは、ヨリさんより目立たないように、
動いたつもりですが、うまく行ったかな?

撮影は順調で、トラブルなく、終わりました。

この日は、午後から、屋外撮影があって、
吉井は絶対出番なしなので、さっさと帰りました。

帰り際、子役さんが居たので、
「お疲れ様でした」と声をかけたら、

ガン無視でした。

ははは

お昼前だったので、
大分空港近くの、かわった寿司屋さんに行きました。

家に帰ってから、
この日撮影の、シーン10とつながる、
シーン9の時に使ったネクタイが違っていて、

同じ日の状況の設定なのに、
吉井のネクタイが違うって矛盾が発覚!

責任は、馬場さんではないんだけど、ちょっと大騒ぎ。

結局、シーン9で、吉井の映りが、
ネクタイの柄を識別できる角度ではないとの事で、
このまま行くという判断らしい。

=============

9月15日

吉井出番、最後。
と言うより、全員の撮影最終日。

太田庁舎で、撮影でした。

吉井は、午後からの出番。

シーン57は、

・春雄(ファンキー加藤)
・雪(平愛梨)
・権助(小池哲平)
・大蔵町長(泉谷しげる)
・渡辺(ヨリ)
・吉井(馬場雅治)
・虎二(温水洋一)

・みつわ(斉木しげる)

と、けっこう、大御所ばかり。

商店街ライブが好評だったことをうけて、
観光客が増え、CDも売れている。

その事を、会議するシーンです。

ちょいと補足。
撮影最終日のシーンは、
映画としての、エンディングではないです。
撮影順序は、頭から順番じゃないので、
最終日がエンディングとはかぎりません。

そして、このシーンが、
22日間の、撮影の最後のシーン。

つまり、このシーンが終わると、
門馬監督率いる「門馬組」は解散です。
周囲のスタッフも、ちょっとウルちゃう感じです。

そんな大切な状況の中の、貴重な瞬間。

なんと、シーン頭、吉井のセリフからはじまります。

しくじったら、みなの感動が台無しになってしまう……….。

そんな緊張の空気の中、撮影スタート。

撮影場所の準備ができて、
呼び出しが支度部屋にきます。

「お待たせしました、では、みなさん、お願いします」

俳優全員、ぞろぞろと移動する。

みな、それぞれのイスに、板付き。

テストを終え、いつものように、
町長(泉谷)から、
「ぐっと押していく感じでいいだろうなぁ」
と、独り言のように、
素人の吉井役にアドバイスをくれます。

いよいよ、本番!

シーン57 カット1 よーい
スタート
カチンコ!

吉井
「観光客50%UP、
サブイボマスクのCDの売上、30万円、
そして大ニュースは県知事が来年度の予算・・・」
と、始まる。

物語的に、
「来年度の話はまだ言ってはいけないこと」なので、
吉井のとなりの大蔵町長が、まて、と手を出し、止める。

吉井は、言い過ぎてしまったと、黙り込む。

吉井の空気感が、このシーンを決めてしまう。

役柄と言うより、
これで「門馬組解散」とのスタッフの思いが凝縮した
たいへん重い任務を、吉井がやりました。

うまく出来たようです。

カット1本番は、一発OK。

その後、前・横・後と、
カット割りにそって、撮影が進む。

その度に、映る必要のある人が呼び出され、
撮影が進みます。

控え室では、
メークさんが撤収の片付けを始めてました。

「あー、いよいよ終わるで、
よし、いまからNG、50回だして、
引き延ばすわ」と泉谷さん。

みな、大笑い。

でも、本音は、
早く東京(家)に帰りたいスタッフ。

「もう、明日から、この台本開かないんだ」
と、平愛梨さん。

小池徹平さんは、ずっとトリコ(漫画)を見てました。

そして、いよいよ、
シーン57の最後の出番は!?

ノートパッドの画面、でした。
つまり、役者なし!

「OK」と、監督の声が廊下に広がり、
一同、おわったー!と、喜びました。

馬場さんは、
撮影に、参加できた事もそうですが、
すべての終了の瞬間
「クランクアップ」の瞬間に立ち会えたことは、
生涯の思い出の1つになりました。

これから、死ぬまで、自慢しますよ!

クランクアップは、映画のスケジュールで
とても大切な事なので、
めざましTVが取材にきていました。

そして、撮影終わりの、大切な儀式が始まります。

関係者全員が、会議室に集められ、
監督他スタッフ全員を前に、出演者が前に並びます。

で、なんと、吉井役馬場さんも並びます。

新聞・めざましTVの取材もきています。

そして、助監督の司会で、クランクアップ儀式。

「では、これをもちまして、
吉井役馬場さん、オールUPです!!!」

会場、大拍手、シャッターばしばし!!!

そして、門馬監督から、記念の温泉県シャツをもらう。

以後、順番に、ヨリさん・温水さんなど続きました。

ラストは、主演ファンキー加藤さんのコメント。

めざましTVではここが放送されるのかな。

最後は、門馬監督へ、俳優一同から、お礼の言葉。

そのあと、大ホールに移動して、
すべての関係者で、記念撮影。

この集合写真って、もらえるのかなぁ?

馬場さんは、着替えて、
出演者のみなさんにご挨拶をして会場を後に。

打ち上げのお誘いを頂いたのですが、
馬場さん、調子こいて、暴言をするとマズイし、
杵築で、酒飲んで、帰れないのも困るし、
フェードアウトにしました。

ほんとに俳優めざすなら、
関係者に、グイグイ行くべきなんだろうけどね。

今回、
紗代実さんと、商店街ライブで、
ノリノリのガヤをやるつもりだったのだけど、
なぜか、役名のある「俳優」レベルの任務になりました。

キャスティングの岩崎氏曰く、選考の理由は、
「馬場さんのイメージが吉井だっただけです」
との事でした。

パパは、
働きもせず、理事長先生の困り事・事件解決だけを任務に、
じっと、自宅待機の役立たずでも、

見る人によっては、使い道があるのだな、って思いました。

そして、事実として、馬場雅治さんは、

「門馬組」の一員となったし、
「映画俳優」として仕事を終えたし、
「サブイボマスク」のフィルムの中で永遠に生き続ける
わけです。

来年夏に映画館で上映され、
Wowowで放送され、
もしかしたら金曜ロードショーで放送され、
DVDが販売されます。

雅治さんが、死んでも、
いつでも作品の中で、その姿を見ることができる。

映画に参加するって、そういう事なのです。

※なぜ、山崎雅治でなく、
馬場雅治さんなのか、って事は、
過去のいきさつを守っているからですね。

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2015年9月22日
早朝の情報番組「めざましTV」にて
クランクアップの様子を紹介されたヒトコマ。

吉井役も、ちょっとだけ見えた。

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今後、芸歴を聞かれた時、

「2015年 門馬組サブイボマスクに出演」

と、言えるわけですね。

馬場雅治さんのWikipedia に情報追加しておかねば。

無駄に、47年11ヶ月、生きてきて良かったです。

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