雅治&詩音の「東京日帰り小旅行」

我が家では、

子供たち

満3歳前の公共交通機関
無料までの間に、

パパと二人で、
東京タワーにいく慣例がある。

きっかけ

それは、突然の決定だった。

9日の夜、4人で近所の居酒屋「若大将」で飲食の中、話題に出てきた。

「詩音ちゃん、来月で3歳かー」「ああ、飛行機が有料になる」
「なら、それまでに、飛行機のろうかなー」
「のるぅ、飛行機のるうー」

以前から、飛行機に乗りたいと、願っていた詩音であった。

6ヶ月くらいの時、曾祖父の授賞式の為に、
2泊3日で、東京経験がある彼女だが、
自分の意識の中では、記憶にないのかもしれない。

5月9〜12日で、東京ビックサイト(国際展示場)で
おもちゃショー(おもちゃのメーカが新作を発表する展示会)が
開催されており、雅治は毎年、それを見に行きたいと考えていた。

「じゃ、詩音ちゃん、それにいこうか!」と10日の日帰り東京行きを決定。

飛行機の空席状況をインターネットで確認し、
朝8:30大分発と夕方18:55羽田発を確認した。

おもちゃショーは、11・12日に、一般公開されて、
業者でなくても、入場が可能だが、10日は、おもちゃ販売業者が
メーカーと仕入の話する商談日であり、入れない。

そこで、仕事の関係先にネゴして、10日に入れるように
パスを欲しいと依頼するが、「パスはあるけど、子供はだめだ」
という回答であった。

つまり、本来の目的だった、「おもちゃショーの見学」は不可能となり
雅治と詩音が、東京に行く意味は、消え失せたのである。

とはいうものの、詩音は「飛行機、ひこうきー」と言い続けるし
まあ、雅治も、行けば仕事先への顔出しなど、要件がなくもない。

そこで、インターネットで再度、空席を確認して、予約を入れる。

この時点で、大きな問題は、
(1)なにをしに、いくのだろう?
(2)詩音(雅治)が、朝6:00に起きれるのか?
(3)大人でもキツイ、東京日帰りに詩音は大丈夫か?
であった。

さらには、迷子や行方不明などの事故に巻き込まれないようにしなければ。

深夜だというのに、その迷子対策などを、手配する。

まずは、雅治が何台も持っている携帯電話の1つを
詩音の緊急連絡用にして、こちらからかけたら、詩音が出る練習。
「ピピピピ」「もしもし」「詩音ちゃん、いまどこ?」
「あのねー、あのねー、テレビみてるの」「・・・・・」
果たして、役に立つのだろうか。

次の対策は、その携帯電話にシールを貼った。
「この子を保護した方は090-3737-6512へご連絡ください。」
雅治の携帯電話を明記した。
果たして、役に立つのだろうか。

交換おむつバックや、小銭や、ウエットティッシュなどなど。

すっかり、準備が終わって、寝たのは、2:00を過ぎていた。

いろいろと、疑問もあるが、「詩音が飛行機タダだから」という
理由を信じて眠りに就き、やがて、朝を迎えた。

出発

6:00、一足先に起きて、現在の現地天候を
TVやインターネットで確認する。

いま、日本全国、あちらこちらにインターネットから
見ることができる、監視カメラが多くあり、
現在の現地の様子を、そのまま見ることが可能である。

大分ホーバーが、7:15の為、7:00ホーバー基地着を目指して、
お見送りの佐和子・真凪も起きる。

心配された詩音も、着替えさせている間に、目をさまし、
自走によって、車に乗り込んだ。

大分ホーバー

朝2番のホーバーなので、混雑もなく、
今日最初のタダ乗り、ホーバークラフト 大人2750円
ちなみに、保護者は、有料なのである、当たり前だ。

窓際にすわり、基地の窓から、手を振る佐和子・真凪に
こちらも答えて、定刻出発。

雨だったので、海上はまったく視界が通らず、
なにも面白みはないが、波風の一切無い状態は幸い。
(真さに、凪?)

空港側基地に、到着し、ながーい歩く歩道で、
他の乗客はその上でも歩くため、私ら二人は
あっという間に、取り残されてしまう。

大分空港出発

8時ちょっと前に、JASカウンターに到着し、
インターネットで予約の通り、2人分の搭乗券を手にする。
本日2番目の、タダ乗り。(大人は21,900円)

出発カウンターで、ホットドックと飲料を二人でとる。
詩音はソーセージで、雅治は残ったパンを食べる。

ここで、大問題。
雅治が、トイレ(大)に行きたくなったが、どうしたものか?
ロビーに待たせておくのも、問題があるし。
かといって、一緒に個室に入れる大きさでもなし。
また、「所用の姿」を見せるべきか否か?という葛藤もある。

結論として、個室の前に立たせて、戸の透き間から
離れないことを確認しての所用は、集中できないのである。
おとなしく、待っていた詩音だった。

搭乗時間も近いので、携帯電話をはずしたりとゲートを
くぐり、いよいよ、出発が近づく。

売店で、写るんです・飲料・ハイチューイチゴを、購入した。

チケットゲートを、自分で差し込み、半券ももらって、
ボーディングブリッジにすすむ。

途中で、本日搭乗の機体を背景に記念写真。

上り飛行機

飛行機側の配慮なのか、本来、1席2名で座るべきところを
横の席を空席にしておいてくれた。
離発着の際はしっかりと、抱きかかえていなければならないが
水平飛行中は、詩音も、1座席にすわって、機内サービスの
アップルジュースと、おみやげにもらった「ゼンマイ人形」で
ご機嫌の、1時間20分でした。

羽田空港到着

羽田に到着し、まずは、詩音からママに到着コール。
「もしもし、あのね、飛行機のったー」

モノレール

羽田から、モノレールにのって、浜松町まで移動。

3番目のタダ乗り、モノレール、大人470円

ところが、整備場駅(地上にでた辺り)で、眠ってしまい、
せっかくのモノレールを、知らぬまに、浜松町へ、結局、起きず。

東京タワー

タクシーで、目的地の1つ、東京タワーに移動、まだ起きず。

東京タワーに到着して、エレベータ前のロビーに入るが、まだ起きず。

そこで、しばらく階段の途中にあるベンチで、起きるのを待つ。

10分ほどして、目を覚ましたので、入場券を買う
4番目のただ乗り東京タワー入場券、大人1900円

150mまで登り、あいにくの雨模様の東京を一望するが、
「・・こわい....」らしい、窓から離れてしまう。

東京タワー、失敗か? と、窓に近づかないように、展望台内をまわると
TVカメラ型の双眼鏡を発見、TVの両側にハンドルがあり、
それを、回すと、その方向がTVに写るのである。

それが、気に入って、景色になれてくると、窓も怖くなくなったようだ。

窓際にすわって、写真もOK。

続いて、最近開設された、地上250m展望台へ。
5番目の、ただ乗り、250mエレベータ 大人600円
そういえばそうなのだが、このエレベータは外にあるのだ。
つまり、エレベータのボックスの外は、外気であり、
雨であれば、びしょぬれであるが、なんと、室内に
雨漏りをするのである、たいしたものだ。

さて、上がってはみるものの、150mも250mも、景色は変わらず
あまり、面白くもないので、すぐに降りる。

ママにコール

150m展望台に戻り、お昼ゴハン、
チーズハムサンドと、オレンジジュースで、一休み。
ここで、ママにコール、理事長先生は役員会だったようだ。

修学旅行も多いので、紛れないように、地上施設へと降りる。

3Fに常設されている、不思議なアート展にはいり、
東京タワーのマスコットキャラクタ「のっぽん」と記念撮影。

でも、その他、飛び出すゴリラや、逆さに見える絵など作品は
「怖い」ということで、早々に退出。

次の目的地、「しながわ水族館」にタクシーで移動。

車内で寝てくれればいいのに、と思うが、ずっとゴロゴロしてた。

しながわ水族館

大森の日産NISMO本社前で、タクシーをおり、
しながわ区民公園という、かなり広い敷地の中にある水族館で、
大分銀行本店<=>パルコ、程度の距離を、雨の降りしきる中
抱っこして、歩くことになる。

なぜなら、傘をさして、手を引くと、背の高さがあまりに
違うので、詩音は傘の効果が得られないのである。

とはいえ、噴水があったり人工池があったりして
整備された公園を、雨のしっとりとした中に
歩くのは、ちと気持ちもいい。

6番目のタダ乗り、水族館入場  大人1100円

入ってからは、淡水・沿岸・湾内と、それぞれの生息域を
分けられた水槽で、大分のマリーンパレスとちがい、
足下から水槽が位置しており、子供の目線でも
魚の泳ぐ姿を真横から見ることができる。

詩音も大喜びである。

沿岸の水槽に、20センチほどのアカエイがひらひらとしているのが
面白く、白い腹をこちらに向けて垂直におよいでいると
手のひらがこちらに向かってバイバイをしているように見え
詩音も「おさかなさん、バイバぁイ」としている。

アザラシもいたのだが、あまり興味を示さず。

ここの水族館は、大きな水槽の上からの観察と
ドームトンネルで下からも見ることができる。

ちょうど、ウミガメ用に、ワカメを与えていたのだが
詩音には、それが野菜にみえたらしく
「かめさん、おやさい、たべなさい」と、アドバイス?!

クエなど、詩音より大きなさかなもいるのが、横から下から上からと
見えるたびに、「おーきーぃー」と、感激の様子。

順路としては、冷水系(北海のさかなたち)でエビなどをみたが、
あまり気にめさないようで。

タコや針千本などもダメ、珊瑚礁のきれいな水槽もあまり気にならず。

熱帯コーナーでは、演出上、部屋が暗くなったり落雷の音が怖くて
ピラルクとは大きなモノが多かった、早々に出てくる。

今回、なんといっても、お気に入りは、イルカであった。

ここは、イルカのショーがあるが、ショープールは
そのままイルカ水槽になっている。

もちろん、ショーの会場には、時間以外も入ることができ
イルカが泳いでいる姿を、見ることが出来るし、
地下の部分もガラス張りになっており、水中で、
イルカが目の前を横切る姿を、見ることが可能である。

詩音は、「くじらさん」と言うが、たいそうお気に入り。

一通り、施設内を見て回ったあとに、
グッドタイミングで、イルカショーが始まった。

屋外なため、雨の中のショータイムだったが
会場の前列は屋根が無いため、誰も座っておらず、
雅治&詩音は、わざわざ傘を掲げて最前列に陣取る。

この日は、幼稚園と障害児、老人ホームなどが
団体で見学に来ており、平日ながら会場は満員。
(最前列は誰もいないけど)

イルカが飛んだり、まわったりするのに、詩音も大喜び。
会場が拍手に包まれると喜んでたが、その雰囲気も楽しかったのかな。

会場のお約束で、ハイジャンプの着水で、しぶきがかかりますよ!
との事であったが、二人は傘があるので、よけて大丈夫。

なめてかかっていた、傘無し見学者は、濡れるのを避けるため
下がった位置に座っていたのに、大きなしぶきにずぶぬれ。

大きなお父さんと小さなお嬢さんの二人は、器用に傘を動かし
どしゃぶりのようなしぶきをかわしていたのであった。

銀座行軍

一時間後に、アシカショーも控えていたが、
ちょっと、きつくなってきたようなので、
水族館をあとにした。

そう、水族館での出来事で、幼稚園児の団体は
移動中に、強力な結束で、手をつないでいた。
その長蛇の列は、消して切れることがないため、
一度、進路を遮られてしまうと、待つしかない、
と、貴重な体験をしたことを付け加えておく。

来館の時と、逆の道順で、詩音を抱えたまま、公園を通り
幹線道路にで、タクシーで、銀座まで。

30分程度の移動中であったが、この間に、少し
睡眠してくれれば、いいのに、と思った通り、
詩音は寝てしまった。

これが、雅治にとって、試練の始まりだとは、
この時点で気づくはずもなかった。

港区を抜けて、中央区にはいり、銀座4丁目交差点が
近づくので、詩音を起こそうとするが、起きない。

やがて、三越前に到着し、抱えたまま降りて、銀座三越に入る。

デパート内のどこかのベンチで、休んでおけばまた起きるであろう
と思っていたが、東京には、ベンチはないのである。

かといって、カフェは、狭っくるしい小さなイスとテーブルばかりで、
子供を抱えたまま、ゆっくり出来る場所は、普通にはないのである。

座りも出来ず、抱えたまま、地下のイートインスタンドで
飯でも食おうと思ったら、三越はまだイートインは1軒もなく
困ったところに、すこし、目が覚めた詩音。

「三越しかありません」という生チョコがあったので
「詩音ちゃん、これママに買おっか?」「うん」
と、あいずちしたかとおもうと、また寝てしまった。

チョコの紙袋をさげて、荷物ももって、詩音ももって
雅治の銀座行軍は、帰りの飛行機の時間も考慮して
このまま、銀座三越から有楽町駅まで歩くことを決意するのである。

幸いにも、銀座は、どの方向にも地下道があり、
雨に濡れることはなかったけども、蒸し暑さと
詩音の体温もあって、あつくてあつくて。

どうにかして、座れるところはないか、と
道すがら、レストランやカフェの広そうなところを探すが、
まったくなく、このままでは、互いに体力の消耗は避けられない。

そこで、どうすれば、詩音を横にできるのか?考えた結果
座敷がある店を探すことにし、好都合に、目の前にはそば屋があった。

そば屋なら、座敷はあるので、店に飛び込み、おばちゃんに
「座敷いいかな?」と、案内してもらう。
昼飯時を大きく過ぎた15時くらいなので、OKだった。

タタミに置くと同時に、詩音は起きてしまい、
起きだちの大泣きで、店内響き渡る。

すぐに、ハイチューを口にいれて、静かになる。

天重も食べたかわからないまま、店をあとにして、
有楽町マリオンにはいり、トイレでおむつ交換。

移動中の、エレベーターやエスカレータでは
だっこされ、肩越しに後ろの人と仲良くなり、
「ばいばーい」と、にぎやかな、もんで。

駅前の「マツモトキヨシ」によってみたが、何もなく。
と思ったら、アガリクスのパッケージをもって出てくる。
「ちょっと詩音ちゃん、戻してきなさい」
どうも、パッケージにアガリクスの写真がのっているが
「きのこの山チョコレート」などにも見えて、
お菓子かと思ったのか?

山手線

有楽町から浜松町まで、山手線で移動する。

7番目のタダ乗り 山手線 大人130円

浜松町に到着し、ホームに降り立つと
となりの線路が、京浜東北線・東海道線・新幹線など複数あり
「あ、詩音ちゃん電車きたー」「ばいばーい」
「あ、詩音ちゃん新幹線きたー」「ばいばーい」
「あ、詩音ちゃん電車きたー」「ばいばーい」
「あ、詩音ちゃん新幹線きたー」「ばいばーい」
「あ、詩音ちゃん電車きたー」「ばいばーい」
と、当然のことながら、切れるはずもなく、しばらく
二人は、その場で手を振り続けることになる。

飽きてしまい、改札を通って、6時間ぶりくらいの
東京モノレールに。

8番目のタダ乗り モノレール 大人470円

席に座るため、一台乗り越し、次の便にふたりでゆっくりと座る。

今度は、寝ることなく、羽田まで、景色を楽しんだ。

羽田空港出発

羽田について、おみやげコーナーに、プレイステーション2と
操縦桿型のJETでGOを発見して、それで遊ぶ。

電車もそうだったが、詩音は、実は運転したかったのか?
でも飛行機は、大人になってもそう簡単に運転できないのだけど。

JASカウンターで、チェックイン
本日9番目の、タダ乗り。(大人は21,900円)

さすがに、お腹もすいてきて、「おうどんたべたーい」とこと。

うどん屋で、結構食べたら、元気も回復し。
空港ビル屋上の、展望台にあがり、ディズニー50周年JETを見送る。

ショップ街で、まなぎちゃんのおみやげをさがすが、
イーヨーのぬいぐるみに決定。

まだ、しばらく時間があるので、カフェでアイスクリームをするけど
そろそろ疲れてきたのか、文句が多くなる。

搭乗開始まで、もう30分前にちかづき、ボディーチェックを通る。

ママのお使いで、お菓子を買いに、端から端まで移動する。

そんなこんなで、時間もちかづき、バスターミナルに移動すると、
もう、搭乗の開始のアナウンス。

小さいお子様をお連れの方は、優先的にご案内します、
って、窓口にいったら、もう、関係なしに、乗り込み開始。

しかたなく、最後までまっていると、バスの最後に乗り込むことになったが
乗り込んで、狭い車内に入り込み、詩音が叫ぶ。
「いいよー、ドアしめて、いいよー、しめていいよー」
周囲、おかしくてたまらず、笑い出すひとも。

すると、そばの方が、詩音に席を譲ってくれたが、
一人では座らないと、雅治から離れないため、もう1方も席をたち
「お父さんも、一緒にどうぞ」と、譲ってくださった。

ギュウギュウ状態の車内で、親切もありがたいが、
大きなお父さんは、移動も大変で、かなりの方に
協力をいただいて、譲られた席に座る二人だった。

下り飛行機

機内に乗り込み、誘導灯がきれいとか、言っていたが
飛び上がってすぐに、寝てしまう詩音。

1時間35分間、ずっと寝ていました。

大分空港到着

着陸のショックで、目をさまし、ボーディングブリッジを
歩いている最中に、起きた。

到着ロビーで、お迎えのママをみて、14時間ぶりの感激の再開。

4人が揃ったところで、帰宅の途についた。

雅治&詩音の「東京日帰り小旅行」は、14時間の間に
陸・海・空の、それぞれの交通手段を乗り継いで行きながら
「無事に帰宅」というおみやげを持って幕を閉じたのだった。

To Be Continued…….. Thank you!!

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