次女の質問に述べた感想

現実問題は、冷静に俯瞰から判断すべきと思う。

次女は、それが出来そうなので、それを前提に。

ちなみに、長女は事の中心に分け入り、
そこで手に取れるものを全部口に入れてモゴモゴしながら判断するタイプ。

悪いわけでは無い、小規模(300人未満)の組織のリーダーでは
このタイプの方がうまくいく。

(余談)
小規模組織とは「全員の名前を覚えきれる範囲」が基準。
まあ、システム屋的に言うと300人がタンパク質記憶出来る上限かな。
それを超えると電子記憶が必要だと判断している。

さて、
医学部と教育学部との分岐点と言う事だ。

「発達障害児のケアを適切に行える場の設置運営」
が、未来のやまばとの姿の1つであると、
三姉妹共通の認識のようだ。

もちろん、これは他所にはない特徴であるし、
ビジネスとしても有利であろうと思う。

5年位前なら、この路線を突き進む事に、
ワシは異論を持たなかったと思う。

2015年か?
新園舎も出来て、その興奮が落ち着いた時期かな。

ところが、
昨今の理事長先生の路線変更に見られるように、
園児数の減少に対する危機感や、
保育園新設の準備負担、そして不安感。

また、令和になって何1つ良いことが無い日本、
そして世界情勢。

機会があれば大分市の経済的歴史を遡ってみると判るだろうが、
大分市は、地場の特徴を生かした産業は1つもない。

昭和40年代に、国策だった新産業都市計画に指定され、
別府湾を囲む大分市沿岸部に、
新日鉄・住友化学・昭和電工・九州電力が進出してきた。
のち、東芝・ソニー・TI(IC製造)が進出。

いわゆる県外企業がやってきて、大分市民に生きる糧をもたらした。
多くの市民は、農業・漁業を捨て、それらの会社員になった。

その産業にぶら下がるように、飲食・小売り・医療・学校が栄え、
企業城下町として野山を切り開いていった。

ところが、21世紀になり、製造業の大手は、
中国・ベトナムに仕事を奪われ衰退。

その減少は大分のみならず、日本各地で起こっている。

かろうじて医療機器・薬品・業務系電子機器が支えているが、
自動車(好調はトヨタだけ)も、あと10年すれば斜陽だと思う。

いま、日本の産業を支えているのは、オリンピック向けの建設と
東北地震の後始末だけ。

これはプラスの金を生む産業ではなく、
マイナスをさらに落ち込ませないための救済事業であり、
その産業にお金をつぎ込んでいるのは、国務費(つまり税金)と
東京電力など当事者が自己修復にサイフを吐き出している。

だが、その金は、回り回って消費者が負担している。

簡単に例えるなら、三姉妹で着回しコーデしてやりくりしていたが、
それも限界がくると、どうしても新たな服を導入せねばならない。

しかし、その導入にかかる費用をだれも出せないって感じ?

てことは、いずれ、繕ってきた状態を維持できず、
マイナスが隠せなくなり、アウト!

多分、2020年の年末くらいに、
オリンピック関連事業が終了し、
大量の労働者余りが発生するだろう。

未来に借金として残るだけの3兆円をかけて作って来たビックビジネスが終了し、
その予算規模で動いていた人数が、一夜にして無職になる。

仮に、2万人が携わっていたとして、
仕事がなければ生活支出はぐっと減るだろう。

その2万のお腹を満たすための飲食業や農業漁業が
相応に減少を余儀なくされる。

学校も、医療も、娯楽も、嗜好品も、均等に落ちる。

その救世主として、カジノ構想があるが、
難しかろうな。

で、いま、やまばとは理事長先生の判断で、
幼稚園事業のみならず保育園経営の追加に動いている。

ワシは、ちょっと心配している。

これまで佐和子さんは経営者の経験がないので、
新しく事業を創造する事は相当の負担だと思う。

もちろん、やれば出来ぬ事ではないだろうし、
言うても、保育園と言うビジネス自体は世の中にあるわけで、
真似から入るでも良いし、まるっきりコピーでもよい。

しかし、これまでやまばとに集ってくれた家庭とは違い、
DQNも多くなるし、対応のしかたも幼稚園方式は通用しないだろう。

職員も、幼稚園教員と保育士は違う。

給食も、若大将任せではムリだろう。

事故も増えるだろうし。

いまでも、熊谷せんせいがバスぶつけたりして、
高齢化の影響がでてきている。

来春、やめるとか言い出すかな?

さらに言えば、佐和子さんがあまりお好きで無い、
グズグズ団体活動も頻繁に顔を出さねばならず、
やまばとなら幼稚園業は歴史があっても、
保育園の世界では新一年生扱い。

やまばとは立子さんから引き継ぎ、
町田先生、森本先生などが先代の精神を体現する者がいて
それを受け継いだ先生がいて、なんとかなってきた。

でも、そのエキスが薄まってきたからこそ、
やまばとスピリッツにブレが生じ、
「肌に合わない」離職者が出てきたわけ。

過去の従事者を呼び戻して維持しようとしているが、
それも限界があるだろうし、

頼みの綱の園長先生も、スピリッツを発揮する方ではない。
あるいは、理事長先生が発揮を許してないか。

そこに、保育士が、その世界の常識で言動すれば、
衝突は避けられない。

かといって、理事長先生は、
その人たちの人心を握り、左右させるほど、
その道のプロとしての実績はない。

自分で解決できない事は他人に意見を求めるが、
その意見収集の範囲が極めて狭く、
かつては「なんでもパパが言ったから正しい」として
やってきたわけで、
今はどうか知らんが、
今後、困った時に誰の意見で左右されるのやら。

変な宗教に入らねばよいけどなぁ。

ホント、だいじょうぶかいな?って思って居ます。

だから、詩音さんに「山崎家初のプロ」になってもらうべく
昭和に行ってもらったわけだが。

で、5年前ならいざ知らず、
前述のような世の中になってしまっていて、

さらに理事長先生の新たな野望がプラスと出るかマイナスか?

そう考えると「発達の子たちの安全な場」をもくろみ、
準備あるいは運営をする余力があるだろうか?

詩音理事長も、真凪ドクターも、紗代実天皇も、
やまばとがこれまで通りの存在である事が前提であり、

その基盤がダメになってしまうのであれば、
極端、山崎さんちの生活すら危ういって事になる。

そう言う点から見つめると、
ひとまず、やまばとの足固めに専念する事が求められるのでは無いか?

ビジネス、経営の用語に、
「リソースの集中」と言う表現がある。

直面している問題を解決するには、
持っているリソース(人・物・金・チャンス)を
課題解決に集中して、他は止めておく事を指す。

あるいは、自分の役目では無い事、
別の場所の方が成長が望める事を切り分ける事など。

先日、ZOZOの前澤社長が、ZOZOをヤフーに譲った。
世の中、賛否あるようだが、ワシは正解だと思う。

前澤社長と接したことはないが、
彼はクリエータータイプだろう。

何かを見つけ出し、それを精査し、形に仕上げていく事が任務。

ZOZOは、楽天と違い、各ショップを切り口に展開するのではなく、
商品カテゴリーを切り口に買える場所を作った。

例えば、
Tシャツと検索すると、全てのショップからTシャツを表示する。

従来なら、ショップありきの所を、商品全面に連結した発明だった。

その次に、ZOZOスーツで、
購入者の体型に合わせてのチョイスで自動化を試みた。
これも新しかった。

ちょっと問題もあって、再検討と言う所でストップ。

ZOZOは順調であったが、新しいことをするには、金が要る。

メーカーをテナントにして家賃を取る方式では利益に限界があるので、
自社ブランドを作り、利幅を大きくする方法と取ったが、これが大失敗。

もう、この頃から、ZOZOは会社として「維持」の状態に落ち着いていた。

つまり、
クリエーターは不要であって、適切な番頭さんが地味に日々を営む事が必要だった。

そうなると、クリエーターは面白く無い。
自分の会社なのに、面白い事ができない場所になった。

だから、正月に一億円お年玉をしたんだろう。

あれよと、ZOZOは悪評の的となって落ちていく。

そこで、維持の得意なヤフーと協力して、
我が子のZOZOを託したと言うところなんだろうとワシは分析している。

前澤社長の立場で未来を見つめたとき、
やりたい事を整理したら、いまZOZOに情熱を注ぐ事では無く、
何か次の事に「リソースの集中」すべきと判断ってところか。

ZOZOを売って莫大な金を手にしたとも言われているが、
その権利は借金の保証になっていたので、多分ゼロだろう。

得したのは、孫さんだけかな。

でもな、孫さんの会社、ソフトバンクグループって、
借金、15兆円なのよねぇ。

インドの国家予算くらい。

つまりつまり、なんの話かと言うと、

「世情にあわせて臨機応変に行動するべき」と言うこと。

当然、試験点数の問題もあるわけだろうが、
次女が、医師への取り組みを、ひとまず保留にして、
やまばとの足固めに「リソースの集中」をするのもアリだろう。

前述の通り、やまばとの混乱が予想されるとしたら、
医師になったとして、6年後、帰ってくる園はないかもしれない。

あるいは、発達の子を見るような施設はムリかもしれない。

以前、ワシが作った予算マップでいうと、
やまばと幼稚園とペンギンの家を2つ維持するのは、
「年間2億円」ていどの動きが必要と見積もった。

どう思う?

であるなら、次女が教育学部への進学で、
教員あるいは保育士のプロになることは選択肢として間違ってない。

さらに言えば、事業を経営していくには、
他にも、プロフェッショナルな能力が必要で、

幼稚園・保育園の維持には、
・教員
・保育士
・栄養士
・保健師(医師)
・バス運転手
・事務員
・施設維持(電気・水道・空調・営繕)

前述の様に、
・経済学の観点から世情を読み分析する力

以前から言ってるが、
許認可業である以上、行政との付き合いは欠かせず、
・行政システムの理解や従事経験
・地方自治体
・議員との交際
・公職選挙法の熟知など

公的判断をする
・法務(弁護士)
・税務(税理士)

いまや情報は経営に無くてはならないもので、
・情報処理(IT能力)
・情報戦略(ストラテジー)

あとは、自分たちが何をしているのか、
・広報
・コミュニケーション
・ソーシャルメディア管理

など、どれも欠かせない。

三姉妹で、どの部分を自らが任務し、
どの部分を内部スタッフとして常駐させ、
いずれを外注とするのか。

ワシも、いつまでも居ない。
三協技研も、あと10年は持たないだろう。

そんなこと、すべての要素を複合すると、
答えなんか出そうにないけどな。

(ぱ)

オリジナル文章は、前澤氏の名前が違っていたので、そこのみ訂正。

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