最初で最後のお泊まり県外旅行
多忙の合間をぬって実現
当然ながら、
盛りだくさんの旅行となった.....。
小学校入学前旅行
思えば、2006年4月
長女 詩音が小学校入学直前の春休みの事。
半ば業務ではあったが、父娘二人で2日がかりの旅行に、出かけた。
今年、2008年4月は、次女 真凪が小学校入学となる。
別に、小学校入学前の旅行を恒例化する気もないのだが、
なにか、真凪に遠出のネタがないものか、と考えていた。
・雅治の生地である、北九州まで、父娘二人旅
・鹿児島平川動物公園にコアラ見学
・大阪海遊館
・長崎ペンギン水族館
などなど、考えていたが、なかなか、コレといったモノは浮かばず。
動物園や水族館にいくとなれば、他の面々より、
私たちも連れて行けと、異議が出されるだろう。
昨年くらいから、TV番組の影響で、子供たちの中に、
どこか遠くにお出かけして行きたいところ、といえば、
・沖縄美ら海水族館
・北海道旭山動物園
の2択があったようだ。
父娘二人旅ではなく、一家全員旅行となるとして、いずれを選ぶかしばらく考えた。
父娘二人で2日がかりの旅行
選択権は、パパが行使
雅治・佐和子の業務のスケジュールやら、周辺事情なども含めると、
なかなか日程も決まらず、話だけ盛り上げて、その気にさせて、
「都合付かず中止」、はかわいそうだと、
「旅行の実現」をひた隠しながら、
日々の会話のなかで、
美ら海 or 旭山、の選択を子供たちにインタビューする。
「さよみちゃん、動物すき?」
「イルカさん!」
「なるほど」
「まなぎさん、サファリとうみたまご、どっちがすき?」
「うみたまご!」
「そっかー」
「うたねさん、美ら海と旭山、どっちがいい?」
「うーん、・・・・・・、どっちも!」
「ダメ、却下!」
※長女にはストレートに質問する
なぜなら、長女は、その質問の先に旅の実現が含まれているなど
感づいたりしないからだ、次女ならば察するけど.....。
あるいは、日頃から、まじめな顔してウソつく私であるから、
詩音が私の話を信用してない事もあるかもしれない。
いろいろと選定理由を考えてみたが、どちらにするか、私が決定した。
迷うことなく、美ら海水族館に確定。
その理由は、
「厚さ60cmのアクリル水槽を見てみたい」
と、思ったのが、決定理由。
旭山動物園にも、おおいに期待はある。
しかし、ガラス管を泳ぐアザラシや、飛び込むホッキョクグマなど、
TVで取り上げられて部分は、おもしろくても、
基本的には、ごく普通の動物園だ、という感想も(ネット上には)多い。
動物園は、九州管内で十分だと思っている。
どちらか選べと言われたら「私は美ら海水族館を選んだ」ということ。
旅行見積もり
そこで、佐和子に、沖縄旅行にいけるか、打診をする。
漠然な話なので、費用やら所要時間など、はっきりせねば、
特に年度変わり時期なので、何とも言えないと言う。
そりゃそうだ、私も、やみくもに論ずるのは、キライなので、
2月25日、アメリカンキスプレスのツアーコンシェルジェにプラン作成を依頼した。
「あのー、すみません、沖縄美ら海水族館まで旅行を考えております」
「はい、では山崎さまのご希望をお聞かせください」
「あのー、電話ではお伝えきれないので、FAXでいいですか?」
「え?・・・・はい、どうぞどうぞ」
FAXには、
人数・年齢・5人1部屋・朝食夕食の要否・水族館が主であること、
A4に2ページびっしり希望を書いて、送った。
折り返し、TELが入り、
「山崎さま、FAXいただきました、細かい希望がお有りのようなので、
しっかりとお調べして、明日になりますが、お返事いたします」
約束通り、翌日の夕方、
航空券・宿泊先・レンタカーやタクシーなど、
こちらの希望を含めた旅行プランをFAXで返ってきた。
飛行機の空席状況などを確認するため、仮に3月26〜28日の予定としたが、
この時点では、実施決定ではないので、ツアーデスクにも、
無駄な仕事をさせる場合もある、と伝えてあった。
受け取ったツアープランを元に、
しばらくは、実現性の検討と、現地の様子や
「実際のところ、美ら海水族館ってどうよ?」
って話をネットからかき集める。
気候や移動距離、混み具合、費用、体力、業務などなど、
膨大な事実関係から、うちの一家にあった旅程を考えていった。
数日後、ツアーデスクから、「その後は?」と、電話をもらい、
「今回いただいた、3月26日出発はむずかしく、
4月に入って、もしくは、夏休みシーズンにでも、
また、取り組みさせてください」
と、3月出発案をお断りをした。
断念というワケではないが、ひとまず無かった事と考え、
日常の生活の中で、時折、旅行計画の詳細について疑問点を埋めていく。
例えば、
・自動車道と国道58号線、どちらが移動が早いか?楽しい事があるのか?
・道路渋滞時の逃げ道はあるのか?
・沖縄の歴史や名護市の位置はどう?
・ホテル内で、どういう生活になるのか?
などなど
3月に入って、そろそろ決断の時期。
※航空券の早割の日数期限がある
今年2008年春は、
・真凪の、大分市立西の台小学校 新入学
・紗代実の、やまばと幼稚園 新入園
が控えており、その準備や体調作りなども、考慮せねばならず。
そこで、土日を避ける事や、春休みのその他の日程も考慮し、
2008年4月2〜4日 2泊3日の旅程に決定した。
3月12日、さっそく、前回プランを立ててくれたツアーデスク担当者に
再度連絡を入れ、4月2日に実施であることに加え、
前回提案してもらったプランにこちらの希望修正をしてもらい、
最終のツアープランを、再度、確定した。
ツアーデスクの担当範囲は、
・福岡<=>那覇 飛行機予約&チケット
・現地レンタカー 予約&クーポン
・宿泊(カヌチャベイリゾート) 予約&クーポン
これらの費用、291,878円
3月16日、正式に発注して、
2日後、18日午前中、航空券やクーポンが配達証明で、届く。
子供らに計画公開

いよいよ、3月18日夜、子供たちに沖縄美ら海水族館旅行を発表する。
しかし、ただ「行くよ」というのは、ナニなので、
我が家装備のアンパンマンクレーンゲームを用いた。
カプセルに、
「沖縄美ら海水族館」と書いた当たり券をいれて、
「当たり券が入ったカプセルを取ろう」とだけ言って、
それ以上の説明せず、3人のお嬢さんたちに挑んでもらう。
一人、6枚のコイン(6回チャンス)が与えられた。
当たりカプセルは5個、ハズレは1つ「コイン2枚追加券」があった。
![]()
最初に引き当てたのは、次女真凪
カプセルをあけて、折り畳んであった紙を広げると、
青い「美ら海水族館のホームページロゴ」の紙がでてきた。
「うわー!」
と、叫んだのは真凪ではなく、
まだ1つも取れていない、長女詩音だった。
その「うわー!」は、自分が当たって無くて、おいて行かれる事への叫びだ。
しばらく、大騒ぎのなか、3人とも、アタリを引き当て、
この当たり券の詳細について、パパから発表する。
「えー、春休み、みんなで、沖縄美ら海水族館に行きます」
その日から、おねえちゃん二人は、美ら海水族館一色の
待ち遠しい生活となる。
なお、三女紗代実は、先日パパと行ったばかりの、
東京タワーとしながわ水族館の区別があやしくて、
また東京タワーに行くと感じていた時期もあったようだ。
※あとで聞いた話だが、この当たり券、入場時に必要だとおもい、
詩音・真凪は、自分の財布に入れて現地まで大切に持って行ってたそうだ。
確かに「この当たり券を無くした人は連れて行きません」と私は言った。
雅治&紗代実の「東京日帰り小旅行」
旅行準備
衝撃の発表の日から、指折り数える中で、準備を進めた。
3月20日、イオングループ、パークプレイスにて、5%offの日、
旅行用のスーツケースを購入、75サイズで、1万円弱。
3月30日、
私は、旅行中の様子を記録するコンパクトデジカメを
購入するつもりで、市内のヤマダ電機に赴いた。
事前に、ネットで下調べはしたものの、
実際、店頭には多数の機種が並べられており、
大いに悩んだ。
欲しかった、IXYデジタルの新機種は、
この日には、まだ発売されておらず、
旧機種を買うのか、大いに悩んだ。
店員さんが、いろいろと説明をしてくれて、
「当店のお勧め」を、見せてくれた。
自動的に、露出の違う数枚を瞬時に撮ってくれるとか、
笑顔キャッチとか、あれこれ便利?機能が山盛りになっている機種ばかり。
あー、悩むなー。
しばらく、多くの商品を手にしながら考え、
結論として、きっぱり、買わないことにした。
3万円程度が、もったいないと感じた。
このちょっとした積み重ねが、総費用に影響するだろうと考えた。
さて、出発前夜、4月1日深夜から、現地の気象状況などを確認し、
再度、道路マップなど、下調べ資料集に追加した。
出発当日、朝
そして、4月2日 6:00
皆、それぞれ起き出して、出発の準備を進める。
家を出る直前まで、あれこれあわただしいが、
車に乗り込み出発したら、もう、後戻りはなし!
まずは、大分自動車道をつかって、大分IC(7:55)=>福岡太宰府IC(9:03)まで、
途中、SAに寄り道もせず、一気に走る。
福岡都市高速に入り、
そのまま、一気に福岡空港国内線ターミナルに乗り付ける。
4人と荷物を降ろして、
私は、車を民間駐車場に預けるため、単独行動。
駐車料金 2泊3日で、2400円
民間駐車場はたくさんあるけど、一番、近い所が、ここだった。
他の民間駐車場は、離れている所だと、送迎ワゴンがあるんだが、
帰り着いたとき、大荷物と子供を抱えて、違う車に乗り換えなんて、
ちと、メンドウだなー、っておもって、帰着時、私だけ車を取りに行き、
皆で乗り込んだら、家まで乗り換え無しで、OKなのが、今回のポイント。
空港から搭乗・飛行

私が、もどって来て、再度、5人、あつまったところで、記念写真。
いよいよか、どうなることやら。
実は、私、極度の下痢だった。
別に感染症ではないんだろうけど、ときどき、ひどい下痢がある。
さすがに、旅行中止の空気ではないし、なんとかなるだろう、って
空港のドラッグストアで、下痢止めを購入。
まあ、それでピタリとおさまった。
福岡空港のショップに、以前から気に掛けていた、
北海道土産の「まりもっこり」があって、購入を迷った。
今から沖縄に行くわけだし、北海道土産を、福岡で買うか?
まあ、帰りにまた考えるか、とそのまま。
3Fフードコートで、しばらく時間つぶし。
出発まで、時間の余裕もあるが、早めにチェックゲートを通過して、
搭乗口前のシートで、待つことに。
おじょうさんたちは、すでに、ヒマヒマで、折り紙開始。
私は、なんどもトイレ。
本日の飛行機、JAL3607便
中型の機体なので、3席2列。
三女紗代実は無料扱いで、母の付属品?として搭乗する。
つまり、5人に4席。
ツアーデスクの配慮で、
3席シートの窓側2席の前後を予約されており、
もし、隣に誰も座らなければ、一番下のお子さんも、
通路側空席を使って、ゆっくり座ってとの事であった。
しかし、搭乗機は満席だったので、どなたかが隣に座る。
エコノミーにぎちぎちが、キライな私。
ずっと我慢の90分だった。
クラスJ、にすべきだったか?
当然、窓際のおじょうちゃんたちは、
トイレに立つし、そのたび、お隣さんに立ってもらう。
ああ、気をつかうの、ヤダよー。
約90分程度の飛行。
着陸降下開始のアナウンスがあったが、空港の順番待ちでしばらく降りられず、
当初予定より、30分ほど、予定ずれこみが、確定、うう。
那覇空港着

空港に入り、手荷物を待つが、貨物コンテナが遅れているらしく、
ここでも15分ほど、ただなにもなく、待ち。
荷物を待つ間、美ら海水族館の水槽看板を見学の3人
「ああ、またずれ込む・・・」
私が気にしていたのは、
このまま、夕方の美ら海水族館に入館したかったのだ。
それも、17時のジンベエザメの餌付けを見たかった。
空港から美ら海水族館まで、推定100キロ
公式には、自動車で3時間となっている。
土地勘のある大分で、さらに自分の車であれば、
距離だけで所用時間の推測ができるが、ここは異国の地。
時間が下がることに、ヤキモキしながら、ようやく手荷物がでてきた。
レンタカーの誤算

さて、次はレンタカーの手配。
予約済みなので、お迎えバスに乗るだけだ。
大分空港のレンタカー手続きの様子から想像していた私、
2組くらい別の客がいて、それらと同乗で配車場にいくんだろう、
なんて、勝手な想像をしていた。
が、お迎えバスの乗車場をみて、驚く。
1000人近くが、待っている。
何十ものレンタカー屋の送迎バスが、錯交して、
その目的の送迎バスを待つ人の列が、大混雑。
そして、その乗降場は、はば150mくらいあろう中央分離帯にあり、
お迎えの一般車両や大型バスが行き交う道路の向こう側だ。
渡らねばならないけど、両端にしか、横断歩道はなく、
その中央にいた私たちはぐるりとどちらかに歩くことになった。
ああ、目の前に、日産レンタカーの旗があるのに。

細かな時間のロスを積み重ねながら、
レンタカーバスの受付で「予約の山崎様」を確認してもらい、
事務手続き上のミスは無くて、少し落ち着く。

日産レンタカー送迎バス乗り場のおにいさん

その後、雑多なマイクロバスに乗せられて、

空港から離れた場所にある、日産レンタカー那覇空港営業所へ
沖縄観光はレンタカーが主な手段であると、知らなかった。
那覇市を離れると公共交通の便が悪い沖縄の観光は、レンタカーが当たり前(らしい)。
那覇市内だけなら、モノレールやバスでもなんとかなるが、
美ら海水族館がある海洋博公園は、沖縄本島の中部であり、
公共交通機関も運行数が少なく、観光目的には自由度に欠ける。
タクシーだと、1日3万円くらいだとか。
旅行計画中、ツアーデスクに、「慣れない土地なので移動はタクシー」でと言ったが
あまりに高額になるので、レンタカーを薦められた。
日産レンタカー3日間で、35,070円+チャイルドシート1050円
「日産セレナ」

手続きをまつ3人

今回、日産セレナを使用

お世話してくれた、レンタカー配車のおねえさん
いよいよ沖縄の地を走る
車に乗り込み、県道331号線を走り出す。
最初の目的地は、沖縄自動車道終点の先、国道58号線道の駅「許田」
ここに、美ら海水族館の割引販売があり、割引率が高いという情報があったためだ。
渋滞もなく、お天気も良くて、気温22度くらい、
大分に比べ「ちょい暖か」というくらいかな。
沖縄自動車道に乗るべく、県道に沿って進む。
途中、曲がり損ねて、迂回したが、
空港道路=>沖縄自動車道と接続し、
なんとか無事に予定のコースで安定走行開始。
沖縄自動車道 西原ジャンクション通過、14:45
沖縄の町並みは、台風対策の歴史もあって、風を流すスリットが多く、
小さな箱を積み上げたようなモノが多く目に付く。
那覇の町並みを過ぎれば、ミドリの多い自動車道を北上。
時間が下がったので、予定していた中城PA(なかぐすく)には立ち寄らず走行継続。
走行している、約半数が、レンタカー(わナンバー)だ。
しばらくすると、嘉手納基地を左に、そして太平洋が右に開けてくる。
この辺りまで来ると、走行台数も少なくなってきて、
前後、自分たちだけというタイミングも、けっこう有った。
大分自動車道、宮河内IC・臼杵ICの間みたいだ。

15:00、
沖縄自動車道、唯一のサービスエリア、伊芸SA(いげい)に立ち寄る。

沖縄っぽさアリアリのSA
ここで、美ら海水族館の入場券が、割引で売っていた。
通常1800円=>1620円
事前情報では、自動車道をでて、国道58号線に入ったところにある道の駅に、
ここにしかない、美ら海水族館の割引チケットがあるとの情報だったが、
実際は、コンビニや、ちょっとしたショップにも割引券は置いてあるようだ。
ご一行様は、このSAで、トイレやお菓子など買い物をして、再び、走行を開始。
伊芸SAは、沖縄自動車道57キロ中、37キロ地点なので、
ほどなく、終点、許田IC(きょだ)に到着し、国道58号線に出る。
この時点で、15:28
自動車道走行時間は、約43分
もちろん、平均速度は、標識の指示を大きく上回っての所要時間である。
もしかすると、このまま順調にいけば、17時前に美ら海水族館に到着し、
念願の「ジンベエザメの餌付け」を見ることが可能になるかも知れない。
道の駅「許田」に近づいたが、先ほど伊芸SAで、割引入場券を購入済みなので、
時間のロスをしてまで立ち寄る必要もなく、パス。

名護市に入り、国道58号線沿いに、名護市役所など横目に走行する。
名護市役所庁舎には、大多数のシーサーが搭載されていた。
左に東シナ海を位置して、車は、国道58号から県道449号線へ
沿道には、琉球セメントの採石場があったり、沖縄独特の墓地が道にそって続いている。
沖縄海洋博記念公園
そして、県道449号線「浦崎の交差点」を左に曲がると、
沖縄記念公園、そして海洋博公園の敷地が続く。
第1駐車場・第2・第3と、通り過ぎた先、
右手に第6駐車場があるが、それを過ぎた所に、
第7駐車場と、美ら海水族館がある。
広い広い4階建ての第7立体駐車場(無料)に車を入れる。
気持ちは、あせるが、「走るな」と大声をあげながら、
広大な芝生の遊具公園の向こう側に、
目的地、「美ら海水族館」があった。

入り口にあった、マンタの模型と記念写真
館内のレイアウトは、同館のホームページをご覧ください。
「美ら海水族館」
この記念撮影のマンタの模型の後ろに、上から見える珊瑚のプールがあって、
実は、それは、館内3Fの熱帯水槽の上部だった。
4F構造の同館、入り口は、3F。
すでに、入場券は購入済みなので、そのまま駅の改札ゲートみたいなところを通過。
券をいれれば、シャッターが開いて通れるのだが、
無料対象者の真凪・紗代実が、ぞろぞろ付いて歩いても閉じることはない。
※JRや都営線の改札なら、どこかで見てるのか?と思うほど、
正確に「バシーン」と閉められるのに.....。
入館して、最初にあるのは、タッチプール。
多くの水族館のように、大型のタライにヒトデとウニくらいなものでなく、
ジオラマになっており、たいそう大きいプール。
「美ら海水族館」

最初の水槽は、「サンゴの海」
その後、熱帯・サンゴ・珊瑚礁・貝類・甲殻類・シアターなどが続く。
各展示水槽も、キレイだが、今日は、パス
初日の目的は「ジンベエザメ」だと先を急ぐ。
目的は、「黒潮の海」水槽

世界最大の展示水槽のギネス認定証と私たち


この巨大な水槽は、いろんな情報で、ご存じと思うが、
単一窓として、世界最大の、横22.5m × 縦8.2mは、さすがにでかい。
だが、正直な感想というと「まあ、こんなもんだろうな」って感じ。

ジンベエザメの餌付け
予定通り、17時から、「ジンベエザメの餌付け」が始まった。
プールの上部から、小エビ・オキアミなどを投入すると、
TVなどで、ご存じの通り、大きな身体をゆっくり動かし、近づいて、
「ゴボッ」と、吸い込む。
館内のアナウンスによると、ひと吸い100リッターらしい。
見所の、立ち泳ぎ食い
47
「黒潮の海」は、ジンベエザメの他にも、マグロやサメ・エイ・クエなども、居る。

もう1つ、ここにしか居ないのが、「マンタ(オニイトマキエイ)」
口の前に、ミトン(手袋)をつけた手のようなものが、ひらひらとしている。

この黒潮の海水槽の周囲に、
水槽を目の前に出来る座席を設けたレストランがある。
カフェ「オーシャンブルー」
私たちは、その1席を陣取って、軽く飲食しながら水槽を眺めて、
時折、レストランの外まで出て、大きな水槽を眺め、
また軽食のため席に戻り、と繰り返して、しばらくすごした。
レストランというが、フードコートのようなイメージ。
なので、入店退出という感じではなかったが....。
※今思えば、これは二度と出来ない体験だったかもしれない。
ジンベエザメのいる黒潮の海を満喫したので、
先ほど素通りした、いくつかの水槽に戻ってみた。
熱帯の水槽では、ウツボがひらひらと泳ぐ姿をみた。
伊勢エビの水槽には、体長1mくらいありそうな、
大きなモノが居た。
ハイビジョンシアターを通りがかったとき、
丁度良く、上映時間だったので、観覧する。
沖縄の歴史と海について15分程度の映像にしてあって、おもしろかった。
上映後の仕掛けも、びっくり。
館内の順路を守っていれば、
もうちっと感激度は上がったかな?

ジンベエザメもデカイけど、
オオメジロザメも、デカイのが居る。
「サメ博士の部屋」と言う、サメだけの展示室がある。
実際に捕獲されたホホジロザメの皮
1989年8月15日、場所:伊江島沖、性別:メス、全長:508cm、体重:1325kg

模型:古代ザメ(カルカロドン・メガロドン)の歯(体長16m)

「サメ博士の部屋」をでて、通路を降り、
「黒潮の海」を左にいくと、
巨大水槽のアクリルパネルの見本がある。
世界最大の水槽は、アクリルパネルを何枚も接着剤で貼り合わせ、
厚さ60cmとなっている。
紗代実の大きさとくらべてみた

その先に「黒潮の海」の底部側面を見上げることができる「アクアルーム」がある。
この先は、深海と冷水系があって、終わり。

最後にショップで、おみやげと自分用を、大量購入。
詩音は、事前に知った「ジンベエザメのクッション」を外さない。
なぜか、真凪も紗代実も、そして雅治も、手にした。
もう1つ大きなサイズもあったが、
今回購入のコイツがかわいい。
その他、アロハやTシャツ・文具、
定番のちんすこうや紅芋関係をごっそり購入。
ここのおみやげだけで、49,192円
翌日も来館の予定だったが、もし来館しない場合もあろうかと、
今日は今日で、必要なおみやげを完了した結果ではある。

大量のおみやげを抱えて退館すると、
初日(4/2)の美ら海水族館、外はもう暗くなっていた。
カヌチャベイリゾート
朝から、ずっと移動ばかりで、
館内も走り回った一同、最後の力を出して、駐車場まで歩く。
19:15、動きだしだ車が、公園内を出て、一般道を走る頃には、
3人のお嬢さんは静かになっていた。
海洋博公園を離れ、84号線・50号線・329号線・331号線と走って、
本日宿泊の「カヌチャベイリゾート」に向かう。
2000年沖縄サミットの際、各国の要人を受け入れたとか、
沖縄県最大級のリゾートホテルだとか、なかなか手の届かない所であるとか、
噂はいろいろあるんだけど。
私に言わせれば、ハワイもグアムも沖縄も、「佐賀関」という事で。
「カヌチャベイリゾート」

チェックインの手続き待ち

入室が20時だったので、施設内のステーキレストランで、今日の晩ご飯。

ドリンクについてきた、お花を飾っての二人
ステーキレストランなので、ステーキを頼む。
お約束?で、佐和子は「なのに、ロブスター」を注文。
紅芋フライドポテトは、おいしかったが、
ステーキについては、辛口評価の私どもなので.......。
それでも、お会計、22,117円

レストランは宿泊棟の1Fだったので、そのまま歩いて、部屋に。
お部屋は、イーストタワー(8F建)の7F
パームエグゼクティブツイン
ツアーデスクの予約内容とちがって、無償アップグレードされていた。
金額で言うと、倍以上?
確かに、太平洋側に水平線を望める、いい部屋だ。
バルコニーにジェットバス・ジャグジーがあるということで、
女ども、夜の水遊びを、4人で楽しんだようだ。
でも、バルコニーのジャグジーって、外から丸見えだし、
ジャグジーって、露天風呂じゃないでしょうに?
お風呂も終わって、部屋着に着替えて、
興奮さめやらぬ一同、4ベッドなので、それぞれに別れ、
私は、モバイル一式で、到着メールの返事をだすなど、業務時間。
みな、静かになって、
私も、移動の任務に疲れて、酒も飲まず、寝てしまう。
イーストタワー(8F建)
二日目、4月3日
4月3日(予定)
06:00 起床
06:18 日の出
07:30 カヌチャ出発
08:30 美ら海水族館 着
12:00 美ら海水族館 撤収 下記3カ所のいずれかに行く?
・今帰仁村(なきじんそん)城跡
・不思議なジャングルやんばる亜熱帯園
・ナゴパイナップルパーク
13:30 カヌチャ到着
・プールなど、ホテルで過ごす
19:00 晩ご飯
6:00、携帯のアラームがなる。
気象庁の予報で、日の出が、6:18
それを、見ようと、待ちかまえたが、あいにくの雨。
つまり、曇り空。
なんとなくな起床となってしまい、ぐだぐだ。
7:00過ぎに、バイキング形式の朝食へ。
施設内は、ともかく広大なので、歩いて移動は不可能。

15分おきに、各施設間を結ぶ上下線のバスがあるので、
それで、飲食施設街に向かう。

朝食会場のプールサイドにつながるイタリアンレストラン

お嬢さん3人とも、食う食う。
7時に入ったから、すいていて、ゆっくりの朝食だったが、
帰り際、8時を過ぎたら、この朝食会場も長蛇の列。
30人ほど、テーブル待ちで、列を成していた。
そんなに、このリゾート内、客がいるんだ、と驚く。

プールデッキのお花のそばで

朝食後、バス待ちの二人

沖縄のあちこちで見かける巨大なゼンマイ(正式名「ヒカゲヘゴ」)

昨夜の到着時は見えなかったが、宿泊棟にも、シーサーがいた。
9時前、朝食後、しばらくは部屋で、ダラダラ。
予定では、8:30前に、美ら海水族館に入るはずだったが、
なんとなくな起床だったので、どうもエンジンかからず。
8:30到着は、その時刻から、団体客が入るため、
その前に水族館内に入らねば、身動きがとれない、という情報を、
事前に得ていたためだった。
しかし、昨夜、ほぼ貸し切り状態で、楽しんだ私たちは、
いまさら混んでいる場所に、また行くか?と、ちと疑問。
かといって、このリゾート内で、過ごすのもなんだか、イヤ。
やはり、予定通り、美ら海水族館に行くことにした。
9時過ぎ、さっさと身支度して、車に乗り込み、出発。
前夜、暗い中で走ってきた道路を、走る。

カヌチャリゾートがあるところは、
本当に、大分県の佐賀関の沿岸部のようなところで、
コンビニもないし、人通りもない。
集落部には、「共同売店」という謎のショップ?があるんだけど?!
※共同売店
現在沖縄本島の農山村地域と、離島の一部に存在し、
字(集落)ごとを単位に、字の全住民の出資によって運営されている商店
引用:沖縄と波照間の共同売店
今日の目的地は、美ら海水族館だけだから、
昨夜、水族館からホテルに移動した、そのままを逆に走る。
県道331号線・329号線を走って、
東シナ海側に出てくる。
その交差点の先に、ローソンがあったので、
車中のドリンクや、美ら海水族館の割引入場券を購入。
もう、沖縄の道路事情にもなれてきたので、カーナビのルート案内は未使用。
ローソンの前は、国道58号線。
シーサー一杯の名護市役所を過ぎて、そのまま58号線を走る。
郊外型ショップが林立する交差点を左に、昨夜も通った県道84号線に入る。
この県道84号線は、そば店が多いことで有名らしい、
「沖縄そば街道」と呼ばれている。
![]()
山間の道、人工植林が無い地域なので、左右の緑は、原生種が多いとか。
きいろい花を咲かせた、コガネノウゼンが目立つ。
2回目の美ら海水族館
11:00、
順調な走行で、一行は、海洋博公園に到着。
ところが、楽々の昨日とはちがって、
P1〜P7まである、駐車場、
すでに満車の看板が道沿いに並ぶ。
「あらら、もしや、混雑?」
昨日と同じ、P7に向かうと、車が数台並んでいるが、
動きがあるので、最後尾に並ぶ。
待つこともなく、ゆっくりだけど、無事、駐車場の3Fに留めた。
さて、2回目の、美ら海水族館。
この海洋博公園は、駐車場も、
イルカショーやマナティー館・ウミガメ館・イルカラグーン
すべて、無料。
水族館の館内に入らなければ、一切お金はいらないのである。
※公園内のシャトルバスや、飲食は有料ですよ。
水族館内は、昨日、貸し切り状態で楽しんだので、
2日目の今日は、主に、屋外施設・公園内を回る。
狙いは「イルカショー」。
実は、11:00のショー時間をねらって移動したのだけど、
入場者の車の流れなど、予測できなかった時間ロスが積み重なって、
イルカショーの会場には、10分遅れで到着。
1回のショーが、15分なので、途中から見るって状況でもなし。
じゃあ次回って、それは、2時間後、13:00開始、うう遠いなー。

水族館をバックに。

この水族館にいる、イルカのフジ。
シッポを失って、泳げないところを、
人工のヒレをつけて、泳いでいます。

人工のヒレ

クジラのシッポの模型
さて、外回りも、すませ、12:30
イルカショーに向けて、早めに会場に座ったが、どうやら雨。
屋外なので、ベンチもびっしょり。
しばらくは、待ってみたけど、ひどくなるし、気温も下がるし。
あきらめて、館内に移動。
長いエスカレーターで、3Fの入り口を通って、入館して、びっくり。
昨日の、ゆったり感が、当たり前と思っていたら、
どの水槽に近づけないほどの人だかり。
そう、やはり人気の水族館って、まともに見られないんだ。
入場後、最初のサンゴの水槽がある場所で、作戦立て直しの、私たち。
偵察隊に、長女詩音が、ジンベエザメの居る、黒潮の水槽エリアを見に行った。
残りのメンバーは、まもなく始まる
「熱帯魚の海」での餌付けを待っていた。
程なく、迷うことなく、偵察にいった、詩音が戻ってきた。
彼女曰く
「あのね真ん中に砂糖をおいて、それの周りにアリがいるくらいだった」
と、たとえ話をしてくれた。
うーん、表現がどうかってことより、「昨日とは違う」って事だけはわかった。

留まるも行くも混雑なら、このまま「餌付け」を待つことに。
13:00から始まった熱帯魚の海の餌付け、とても面白かった。
1つの水槽にいろいろな生き物がいるけど、
確かに、どの生き物に共通する食べ物は無いわけだ。
草食・プランクトン・小動物・エビ・イカ・小魚など、
種によって大きさによって、エサも違う。
この水槽の餌付けは、その違いを順を追って投入することで、
種によるエサの違いを見事にわけて解説していた。
※私の水族館の師匠である、
故高松史郎氏(旧マリーンパレス元館長)の言葉通り、
「環境と生態は組み合わせ」というのを思い出した。
さて、いよいよ、黒潮の海に行ってみることにした。
昨日は、貸し切り状態だったが、
長女詩音のレポート通り、砂糖に群がるアリのようなのか?

たしかに、通路は身動きできない程だった。

そして、昨日、余裕の出入りだった、水槽が見えるレストランも、
長蛇の列で空席待ちの人達が、ずっと連なっていた。
テーブルを陣取って、見て回るなんて、不可能。
館内の移動も、困難なので、私たちは、早々に退館を決定。
冷水系・深海系を、おさらいしながら、ショップに。
佐和子は、再度、おみやげの補充にショップに分け入る。
当然、ショップも、大混雑で、レジも長蛇の列。

わくわくアクアラボ
私と、お子様3人は、アクアラボと呼ばれる学習ブースに参加。
丁度、ジンベエザメの解説をしていた。
私にダッコされていた紗代実が、
「おなかすいた」という。
そりゃそうだろうな、と、思ったが、食べるものも持ってない。
「何食べたい?」と、聞くと、
「パン食べたい」と、おっしゃる。
ともかく、ここを出なければ、なんともならず。
ジンベエザメの解説を聞いていた、おねえちゃん二人の横に座る。
「ジンベエザメの歯と皮」を、カウンターにいる解説のおねえさんが、
次々と出してきた。
ジンベエザメの歯や皮に触れるため、カウンターに群がる、姉二人。
紗代実も、自分で駆け寄って、触っていた。
戻ってきて、私に言う。
「おねえさんに、パンありますか、って聞いて」
このカウンター、生き物の実験もあるようで、水道が付いている。
ちょっと見たところ、ファーストフードかドリンクカウンターに見える。
紗代実は、自分の空腹のあまり、フードショップに見えたのだろうか?
出発時、福岡空港のフードコートは、確かに、こんな感じで、
おねえさんが立っていて、水道があった。
「紗代実ちゃん、ごめんね、パンはないみたいよ」
「えー、たべたいー」
そんな事をいいながら、レジに並ぶ佐和子を待たず、
私らは、退館ロビーに出た。
全員そろって、外に出たら、もう14時を回っていた。

帰り際
切りかきがあったので、記念撮影。

公園内に、ミストがでる場所があって、そこに駆け込む3人
駐車場に戻り、ホテルに向けて出発。
車内では、お菓子を食べるだ、ジュースをこぼしただ、大騒ぎ。
私は、淡々と、車を進める。
さて、水族館だけでは、なんなので、もう1カ所くらいは、観光地へ。
ナゴパイナップルパーク

結果、移動途中にある、ナゴパイナップルパークにいった。
「ナゴパイナップルパーク」

自動操縦のカートにのって、熱帯植物の解説が聞ける。
大分市佐野植物園のようなところを、この無人カートで走って、
車載のFMラジオから、解説が流れてくる。
約10分ほど走って、降ろされたら、同じようなコースを歩く。
その次は、なぜか貝類展示館。
これでもか、ってくらい、貝殻が分類されて展示してある。
パイナップルと貝との接点がわからないままだ。
その後、稼働してない、パイナップルワイン工場と缶詰工場を抜けて、
おみやげコーナーへ、強制的に順路となる。
パイナップルに関連した、おみやげがズラリと並ぶ。
運転があるので、パイナップルワインは飲めないが、ジュースはおいしい。
シークヮーサーは、苦い。
そこを過ぎると、第2おみやげコーナー。
その前に、「パイナップル食べ放題」がある。
確かに、食べ放題だ。
しかし、時折、施設のオヤジが
「あまり食べ過ぎると、酸で口が痛くなるから、食べ過ぎないように」
と、食べ放題を制止に動く。
第2おみやげコーナーは、沖縄全般商品。
なので、首里城やら、泡盛やら、満載。
お嬢さんたちは、ムームーを購入。
外に出て、車を走らせたら、もう16時を過ぎていた。

2日目の行動を終えて、ホテルに戻ってきた。
このリゾート内は、自分の車で、施設内は、原則移動禁止。
なので、外から帰ってきたら、共同駐車場に車を停めて、
フロントから出発するバスで、部屋に移動する。
昨日から、今朝にかけて、リゾート内の移動に、
バスでは、あまりに不便だと、私らもカートを借りた。
通常24時間、5000円だが、宿泊特典で、2500円
ゴルフ場にある、アレだ。

ひとまず、一度、部屋に戻り、夕食に出かける。
今日は、沖縄料理を堪能しようと、
リゾート施設内の、沖縄居酒屋にきた。
沖縄そば・ソーキそば・フーチャンプルーなどなど、楽しんだ。
お会計、8,891円
さて、女どもは、このリゾートで、プール利用を計画していた。
部屋に戻り、水着あれこれを用意して、大騒ぎで出て行った。
私は、部屋に残り、シャワーして、マッサージを呼ぶのに内線を鳴らす。
ずっと話し中で、1時間くらいして、ようやくつながった。
しかし、「本日、予約で一杯です」って、そりゃそうだろうな。
朝食会場が、あんなに混雑するんだから、ムリだろう。
沖縄オリオンビールを飲みながら、一眠り。
プールご一行様は、帰ってきて、シャワーして、
小腹が空いたのか、お菓子やら、アイスクリームやら、食べる。
皆、寝付いたので、ルームサービスで、シャンパンとサンドイッチをオーダー。
30分ほどで、届く。
お会計、8,875円
佐和子とお疲れ様乾杯して、私は、メールチェックなど、業務に。
みなが、寝静まった部屋で、シャンパンを頂きながら、眠りについた。
3日目、4月4日
4月4日(予定)
10:00 カヌチャリゾート 出発
11:00 沖縄自動車道 許田IC通過
11:20 沖縄自動車道 伊芸SA立ち寄り
12:00 沖縄自動車道 中城PA立ち寄り
12:30 日産レンタカー 返却
13:00 日産レンタカー送迎バスで空港へ
13:10 チェックイン・買い物などなど
14:10 ANA486便 那覇空港発
15:45 福岡空港着
16:15 荷物受け取り後・ロビーに集合
16:30 車取りに駐車場へ(雅治単独)
16:45 全員乗車 大分へ
18:45 上春日着
夜明け前、紗代実が調子悪く、ベッドに嘔吐した。
寝る前に食べた、アイスクリームが、おなかに悪かったのか。
グズリはせず、眠ってしまったので、そのまま様子見にする。
夜が明けて、お姉ちゃん達も起きてきた。
なんどか、空腹のまま、嘔吐する紗代実。
朝食の時間だが、紗代実はムリみたい。
パパ・紗代実は部屋に残り、
佐和子・詩音・真凪が、昨日と同じ、朝食バイキングに。
紗代実は、気分悪そうだが、眠いのが勝り、寝ていた。

沖縄の地方紙「沖縄タイムス」
私も、添い寝の合間に、新聞に目を通す。
丁度、沖縄尚学が、春の選抜高校野球で決勝に残った日だ。
その沖縄タイムスの中で、お悔やみの欄がすごい
子・兄弟・孫・ひ孫・区長さんまで、名を連ねる。
朝食チームが帰ってきた。
どうも、紗代実の回復が見えないので、フロントに連絡し、
医務室はないか、問い合わせ。
医療部署は無いが、近くの診療所へ案内するという。
丁重な扱いだな、と、思った。
そうか、施設内が原因の嘔吐であるなら、大問題。
リゾート側も、原因には気を遣うのだろう。
すぐに、フロントから、お迎えがきて、佐和子と紗代実が診療所に向かった。
(株)カヌチャベイリゾート さま

久志診療所(くししんりょうじょ)
ここの医者の娘さんが、大分県に嫁いだと、
大分から来た私たちに親近感を感じて頂いた。
原因は不明だが、対処薬をもらって、帰ってきた。
点滴も可能だったが、帰りの飛行機の時間もあるので、
ひとまず、大分に戻ることを優先にした。
※良い判断だったのだろうか?
荷物をまとめ、大量のおみやげも別送することなく、出発準備ができた。
借りたカートがある間に、荷物をレンタカーに運ぶことにした。

出発前に、まとめた荷物を、レンタカーに運び込む。
紗代実の体調も気になるが、ここのリゾートの内容も見ておこうと、
海岸線まで、行ってみた。

天候や時間の都合がいろいろあって、いけなかったビーチ
部屋に戻り、全員でフロントへ。
借りたカートを返却し、滞在中にツケで買った支払いを済ませて、
カヌチャリゾートを後にする。
ともかく、那覇空港へ移動する。
自動車道を走り、那覇空港へ、女4人を降ろして、
私は、レンタカーの返却手続きに行く。
返却は、ガソリン満タンだけで、
傷のチェックとか、なにもなく、
空港行き送迎バスに乗り込んだ。
空港について、みなと合流すると、紗代実はかなり悪い。
飛行機の状況を見ると、また満席。
紗代実の嘔吐が続くようなら、何度かトイレに駆け込んだり、
衣服の着替えなどで、周囲にご迷惑をおかけするかも知れず。
発券カウンターに行き、プレミアムーシートの空き状況を聞く。
「子供が調子悪くて」と事情を話す。
せめて、1席と、思っていたら、4席確保できるとのこと。
「では、全員、プレミアムーシートにアップグレードで」
と、変更を告げる。
お金の問題ではないけど、びっくり。
「では、お一人、7,000円の追加になります」
てことは、4席で、28,000円?
まあ、しょうがないか。
優先搭乗で、手荷物も最初に出てくるし。
広めのシートで、紗代実ダッコでも、大丈夫だし。
手荷物を預け、Priorityシールを貼られる。

沖縄離れる直前の、おねえちゃんたち
出発まで、そう時間も無いが、そば屋で、食事をして、
私と紗代実は、搭乗口に移動し、休むことに、
佐和子・詩音・真凪は、最後のおみやげ物色。
紗代実をだっこしたまま、ぼんやり搭乗案内を見ていたら、
ANH486 14:10 出発遅れ
と、あった、私たちが乗る機体だ。
あれ?
フライトは、14:30と思っていた、私。
気がつけば、14時過ぎ、佐和子達に、ウソ言ってしまった。
すると、14:30は、間違いと気づいて、
おみやげ隊は早めに移動していた。
さらに搭乗口も、35番から33番に変更されていた。
飛行機も、到着が遅れて、折り返しの出発が、15分遅れ。
5人そろったところで、33番搭乗口に行くと、
乗り込み客が並んでいた。
たくさんの人が並んでいる中をかき分けて、
プレミアムーシート優先搭乗で、一足先に機内へ。
機内は、大きいシートで4席確保。
紗代実は、私に抱きかかえられたまま。
アップグレード時、子供が調子悪いと、言っていたので、
キャビンアテンダントさんが、様子を見に来た。
「なにか必要なモノがあれば、言ってください」
「はい、いまのところ、落ち着いています」
「隣の席は、未使用ですから、お子様にお使いいただいてもいいですよ」
「上空で安定したら、考えます」
空港カウンターから、山崎様の状況が連絡がいってた様ですな。
那覇空港は、混雑していて、しばらく機体は停止したまま。
紗代実が、少しでも横になれるように、クッションやブランケットをつかって、
私のヒザと、ヒジ置きの上に横になる。
10分遅れくらいで、動き出した。
離着陸のGが好きな紗代実が、気がつくこともなく、機体は飛び立った。
上空で水平飛行になると、機内食サービスが始まる。
出発前、空港で、ざるそばを食べた一行、
空腹ではないけど、始めて体験のお姉ちゃん達は、トライ。

実物と若干違うけど、サンド・ケーキ・フルーツのBoxだった
ごそごそやっていると、紗代実が目を覚ました。
すると、機内食のツナサンドを食べたいという。
食欲があるのなら、「良いこと」だと思い、食べさせた。
※イケナイ事だった。
1カットと半分くらいを食べ、お茶を飲んで、また眠りについた。
「食欲があるのなら回復してきたのかな」
なんて、安易に思っていた。
隣に座る詩音と、食事を済ませ、片付けをする。
紗代実の体制を整えるのに、少しクッションを動かした。
すると、「ごほん・げほん」と、咳き込んだ。
その拍子に、先ほど食べたモノとお茶を、一気に吐き戻す。
タオルと、私のシャツで、首元を支えていたので、
それに出して、落ち着き、また眠った。
髪がすこし汚れてしまったが、まあ仕方ない。
消化も何もしていないのが、そのまま出てきたから、
臭いもせず、周囲の方にご迷惑をおかけすることは無かった。
ただ、早く着けと、あまり機内を楽しむこともなく、ヤキモキの約90分
全日本空輸株式会社 さま
無事に、福岡空港へ着陸
プライオリティーバゲージで、最初に手荷物が出てきた。
これから大分まで走るので、みなトイレに行く。
私は、4人を残して、民間駐車場に車を取りに行く。
駐車料金、2400円を払って、4人の待つ到着口16番ポイントへ。
丁度、他の車が居なかったので、車を寄せて、皆を呼ぶ。
この待ち時間にも、また紗代実は吐き戻したようだ。
スーツケースと、大量のちんすこう、そしてジンベエザメのクッションを
車のトランクに詰め込んで、紗代実は佐和子がダッコで出発。
いつのまにか、自分の車の前に、BMW7シリーズが停車しており、
一見、その筋の方々が立っていた。
そうだ、以前、福岡空港でタクシーの運ちゃんに、
「17番は、ヤクザ屋さんたちの専用なので近づくなよ」
って、言われた事があったが、忘れていた。
お偉いさんのお迎えに来ていたのかな。
5人、そろったところで、車は大分に向けて走り出す。
16:57 太宰府ICを通過
ともかく、走る走る、走る走る。
紗代実の主治医である、大分健生病院小児科 酒井誠先生に診察を依頼するため、
大分市古ヶ鶴へ、ひた走る。
大分健生病院小児科
18:13 大分米良ICを出る。
米良有料道路を経て、19時前、大分健生病院小児科に到着。
夜間診療だが、4月4日は、金曜日で、酒井先生が当番だ。
事情を簡単に話をして、
佐和子も詩音も調子が悪いと、3人が診察室に入る。
私と真凪は、待合室で、待つ。
沖縄のホテルで、ルームキーを勝手に操作したことについて、
真凪を諭す、彼女は悪いと思っていたようで、号泣....。
時間もかかるようなので、真凪は「牛乳屋さんのコーヒー」を購入。
そういえば、2005年10月24日の事
前夜から真凪は調子悪くて、あまり食べて無く、
朝、起きても、フニャフニャ。
幼稚園に行けるようではないので、
早朝から、私と真凪は、大分健生病院小児科に。
すると、脱水症状だと言われ、そのまま点滴開始。
尿検査を続け、数値回復を待つ事になったが、
10時間ほど、かかって、ようやく解放された。
当然、真凪は、幼稚園はお休みで、私と二人で、
朝からずっと、病院で過ごしたことがある。
そんな事もあったねー、と、真凪と二人で、診察結果を待つ。
紗代実入院
しばらくして、佐和子・詩音は、特別な処置はないが、
紗代実は、やはり点滴が必要だった。
しっかりと、ダッコする必要があるので、私にダッコを交代。
紗代実は、会話できる程度ではあるが、ぐったり。
処置室で、採血と点滴の留置針を構成する。
ちいさな手に、針が刺さる。
静脈も細いだろうに、言われたとおり、しっかりと拳を握って我慢する。
試験管2本程度の採血後、500mlパックにブドウ糖やら
吐き気止めを加え、点滴開始。
500mlだと、5時間かなー、なんて思って、
「今夜中には帰れるか」と、安易な想像をしていた。
小児科の夜間診療が終わり、一般夜間外来の方へ、移動する。
だれも居ない処置室奥のベッドで、紗代実と二人で、
ただ時間が過ぎるのを待つ。
しばらくして、酒井先生が所見説明に来た。
「嘔吐の原因は不明ですが、脱水症状が重いです、
松竹梅でいうと、一番悪いという位、
このまま点滴を続け、尿検査を繰り返し、
数値が回復するのを待ちましょう」
先生の「松竹梅」の話のオチを探しながら、
「先生、どのくらいで、先が見えますか?」
「うーん、それは本人次第なんですが、
今日は、このままで、明日にはなんとか判るでしょう」
「てことは?」
「今夜は泊まってもらいますので、入院手続きをしています」
なんてこったい!!、紗代実は緊急入院するほど、悪かったのか?
諸手続を済ませ、佐和子とお姉ちゃん達が、紗代実の所にきた。
いずれにしても、全員で、ここに居るわけにもいかず、
私が紗代実と病院に残り、他は、旅行の後始末に、帰宅した。
しばらくして、看護師さんが、病室に案内してくれた。
原因がはっきりしてない段階での入院なので、
他の患者への感染を懸念し、個室になった。
入り口には「面会謝絶」と貼られる。
簡易トイレが持ち込まれ、
「おしっこが出たら取ってください」
と、プラカップを10個ほど、渡される。

入院直後、不安で一杯の紗代実
なんせ、初めての小児入院
大分健生病院では、小児入院は、完全付き添いが基本。
当然ではあろうけど、医療行為以外のお世話はなくて、
それらを任務する付き添いが、誰か24時間居なくてはならない。
ひとまず、お父さん用の布団も貸し出してくれて、
入院に必要なものを書いた資料をもらった。
ブドウ糖注入で、すこし元気が出てきた紗代実、
今度は、ヒマとの戦い。
TVは、あるが、プリペイドカードが必要。
なんども、部屋を出入りして、そういうものを集めてくるところから始まった。
途中、酒井先生が、様子を見に来た。
先生の問いかけに、答える紗代実の様子に、少し安心していたようだ。
先生は、しきりに、おなかに触診する。
「おなかがなにか?」と、私が聞くと。
「消化器系の機能停止」について簡単に話をしてくれた。
脱水症状が起こると、いろんな弊害が全身に出てくるが、
子供に多いのが、消化器系の機能停止というのがあるとのこと。
後日、私なりに調べた事をまとめると、
嘔吐下痢による脱水症状の場合、胃の中が空になってしまう。
そうすると、口から水や食べ物を受け付けなくなり、
さらに増してに、水分がとれなくなってしまう。
その結果、不思議なことに、
「拒否反応で受け付けられない」はずなのに、
食べ物や飲み物が入ってこない事に準じて、
消化器官の機能を、自ら停止してしまう。
そうすると、分泌液も停止し、伸縮運動も停止する。
やがて、臓器自体が石灰化して、固まってしまうとのこと。
そうすると、死に至る。
小児用点滴針が、開発されたのは最近、
それまで、小児脱水は、死ぬ事が当然の時代もあった。
また、石灰化が始まるような状況で、助かったとしても、
小腸の絨毛が、退化して短くなって、栄養を取れなくなる事もある。
その時の酒井先生の話では、
「紗代実ちゃんのおなかは固くなってないけど、止まっています」
ということだった。
いまになって、酒井先生の言った
「松竹梅でいうと、一番悪いという位」
との表現に、悪化の程度が感じられる。
また、調べた中で、小児脱水の対処は、
乳児用イオン飲料が必要だということ
アクエリアスやポカリは、大人に合わせて作られており、
小児の電解質成分のバランスでは無いらしい。
未発達な肝臓・腎臓では、失われる電解質が多く、
乳児用イオン飲料は、そこを強化している。
そして、脱水症状の子供に、自分でゴクゴク飲ませてはいけない。
なぜ、点滴が、60ml/hなのか、理由があるのだ。
いまになって「大変恐ろしい状況」だったと感じる。
沖縄の診療所で、診察を受けた時、
帰りの移動を中止し、点滴を受けるべきだったのではないか?
そんな判断も、有事の際は、許せなくなったであろう。
私の主義である「予定通り」に事を進め、
紗代実に二度と笑顔が戻らない事になったら、と思うと、
自分の主義に疑問と恐怖を抱く。
宛のない時間を、ただ待つ。
紗代実は、折り紙をすると言うので、出す。
いつも、何となくだが、折り込んだブツを作ってくれる。
しかし、今日は、うまく折れないようで、イラついている。
そう、左手を点滴されているからだ。
動かないように、添え木を付けられ、指と共に包帯されている。
しばらくは器用に、添え木の端を指先のようにして、折っていたが、
どうも、思い通りにやれないので、「パパ、折って」と選手交代。
「なんだよ、オレが折ったら、暇つぶしの意味ないじゃないか」
「いいの、折って」
なので、鶴を折る。
その後、点滴が1本終わって、深夜。
旅行の片付けに一段落した佐和子が、交代にやってきた。
着替えなど、入院に必要なモノが、ようやくそろった。
交代で私は、上春日に戻る。
3日間、家を空けたのは、詩音の誕生以来、初めてではないだろうか。
業務関係・郵便物、その他、滞りを整理して、休んだ。

入院翌日、病院朝食に戸惑う紗代実
衝撃の緊急入院から翌日、4月5日 9時前
佐和子と交代で、私が付き添いに。
病院食がダメらしく、カレーワゴン薄辛を持って行く。
お昼前に、酒井先生が、診察に見えた。
「先生、泊まりですか?」
「いえいえ、寝坊して、いま来た所です」
酒井先生が、紗代実のおなかを聴診し、
触診して言った。
「ああ、動き出しましたね、もう大丈夫かな」
私は、安心した。
「朝ご飯どうでしたか?」
「ちょっと、ムリみたいでした」
「普段、いいもの食べてらっしゃるから?」
「またぁ、そんなことじゃないです」
「おとうさん、おなかが動くと、当然、空腹を感じます、
なにか食べたいというなら、なんでも食べさせてあげてください」
「はい、わかりました」
今日も、TVみて、ごろごろしてるだけかなー。
リクエストに応じて、鶴を折る。
ご機嫌もいいみたいなので、
「さよみちゃん、コーヒー牛乳飲む?」
みどりのラクトコーヒー90mlを持って行ってた。
飲む、と言うので、飲ませてみた。
なんと、一気に、飲みきってしまった。
「おなか、大丈夫?」
大丈夫と、うなずいた。
私は、紗代実が快方に向かっていることを実感し、うれしくなった。
やがて、お昼になって、病院食が、やってくる。
おかゆと、かぼちゃの煮物、刻み野菜のサラダ、なぞのゼリー
おかゆに、カレーを少しかけて、1/4くらい食べたけど、後はNG
リクエストに応じて、鶴を折る。
お昼から、おしっこの頻度も増えてきて、
そのたびに、ナースコールで検査をしてもらう。
改善に向かっているけど、数値の上下があるらしい。
15時くらい、
「何か食べたい?」と聞いた。
すると、「おっとっと食べたい」と、おっしゃる。
「えー、でも、無いよー」
「いやだ、いるー」
さて、どうしたものか.....。
病院の近所に、スーパーがあるのは、知っている。
でも、紗代実をひとりにして、いかがなものか?
「紗代実ちゃん、おっとっと買ってくるけど、ひとりで大丈夫?」
「大丈夫、おっとっと、いる」
そこまで言うなら、ちょっと駆け足で行ってくるか。
病院の前のスーパーに、買い物に走る。
そういえば、私、昨日の機内食以来、あまり食べてない。
自分用のレタス巻きなど、ざっざと買って、病室に戻った。
紗代実は、おとなしく、TVを見ながら、ベッドの上で、待っていた。
入院キットの中の、器に、おっとっと、1袋出して、食べ始めた。
病院内で購入した、イチゴオレも、どんどん進む。
16時過ぎ、おなかもふくれて、することもないので、寝てしまう。
私も、横で寝てしまう。
やがて、夕食の時間
同じく、おかゆだ。
焼き魚、温麺、フルーツ、プリン。
お昼と一緒で、カレーを少しかけて、ちっとだけ食べる。
18時過ぎ、酒井先生が来る。
尿検査の数値などから、ほぼ大丈夫かな、という所見。
めどを知りたい私は、
「先生、あのですね、大人の事情なんですが・・・・」
「はい?、ああ、なんでしょ?」
「私、飲食業してまして、明日の日曜日は営業日なんです、
で、入院が、まだ続くようなら、それはそれでかまわないんですが、
明日、休業にするなら、今夜の仕込みとか、ありまして、
それを無駄にするのもなんなので、明日までかかるのなら、
いろんなこと、ストップしようと思うんです」
しばらく、考えたあと、
「おしっこが、点滴量と同じくらいでているようなので、
ほぼ、合格というところです、
もう一日、様子を見るというのは、急変に対する対処を考えてまして、
ああ、でも、もう大丈夫かなー、帰った方がいいですか?」
「ええ、姉妹3人そろってないと、3人とも元気でないようで、
面会も出来ないので、お姉ちゃんたちも、キツイみたいです」
酒井先生は、紗代実の顔をじっと見つめて、
「よし、合格にしましょう、いまかかっている点滴が終わったら、
お帰りください、ナースセンターにそう言っておきます」
「ありがとうございます」
酒井先生は、合格にしてくれたが、私に不安があった。
まだ、うんちが出てない。
もちろん、ずっと食べてないから、固形物はでないだろうけど、
うんちが出て、はじめて、消化器系の合格では無かろうか?
と、そう思っていた。
とはいえ、帰れるとなれば、広げた荷物を整理しなくては。
点滴が終われば帰れる
「点滴が終われば帰れる」
それだけを気力に、紗代実と私は、したたり落ちるしずくを見つめていた。
あと30分くらいの時だった。
「パパー、うんち」
「ええ?、うんち出るの?」
大急ぎで、簡易トイレに座らせる。
すると、立派なのが出た。
紗代実の消化器は生死の境まで行っていた、
もしかすると二度と見ることが出来なかったかも知れない、うんち。
うんちをみて、二人で抱き合って喜んだ。
紗代実のおなかが、元気になった、物理的証拠。
さすがに記念に持って帰るとまでは、しなかったけど....。
病院側から、退院の手続きや、精算などを言われて、
病室やら受付やら、あちこち行って、
室内のゴミの整理などを、ばたばたとする。
荷物もまとめて、撤収準備完了!!
それから、点滴が終わるまで、
私と紗代実は、病院のベッドの上で、正座して、そのときを待つ。
20時過ぎ、
点滴ポンプの赤いランプが点灯、ナースコールを押す!
しばらくして、看護師さんがきて、点滴を外してくれる。
最後、針を抜く時、泣いてしまう紗代実。
ずっと、ずっと耐えてきたのが、一気に崩壊。
ようやく、入院生活から解放されて、1Fのロビーに立つ、私たち。
紗代実を、ロビーに残し、私は、タクシーを手配しに、病棟北側へ走る。
「ああ、すんません、退院なんで、玄関まで車回してください」
そういって、紗代実の待つロビーへ。
紗代実は、しっかりと立って待っていた。
「さあ、紗代実ちゃん、お家へ帰ろう」
全員帰宅
タクシーは、スムーズに、上春日へと走った。
家の前で、ママのお迎えを受け、
部屋に入ると、おねえちゃん二人と、感動の再会。
自分なりに、大きな事を成し遂げた紗代実は、
無言で笑顔のまま、部屋の奥に進んだ。
そして、全員が、帰宅し、沖縄旅行は、終了した。
To Be Continued…….. Thank you!!